AZAPAとリコー、秋田県仙北市で自動運転の共同実証実験を開始


AZAPA株式会社(愛知県名古屋市中区錦2−4−15、代表取締役 近藤康弘、以下AZAPA)と、株式会社リコー(東京都中央区銀座8−13−1、代表取締役 山下良則、以下リコー)は、政府による国家戦略特区である秋田県仙北市で、自動運転の共同実証実験を開始する。

この両社による取り組みは、自動運転の機能実行時に於ける環境耐性などの潜在的課題を抽出するもので、新たな技術イノベーションによる課題解決を目的に、実車両の実証実験を行うもの。

実証実験を行う秋田県仙北市は、地域社会の構造改革を重点を置き、これを推進するために、全国10区域で国家戦略特区に指定された地域のひとつである。

ここでは「近未来技術実証特区」の取り組みとして、ドローンによる図書配送や無人運転バスなど、実サービスに向けた実証実験の誘致を積極的に進めている。

この姿勢に応え10月からAZAPAとリコーが、複数企業合同による新たな取り組みの一環として、自動運転の公道実証実験を行う。

当地での実証実験では、公道走行時の技術的な課題や、雪国での実用化、交通インフラ環境との協調性、法整備など、実用化へ向けての具体的な課題の洗い出しを行う予定となっている。

なお同プロジェクトでAZAPAは、自動運転時に於ける経路生成〜回避行動の自動運転制御を行う他、これに加えて搭乗者の感性に関する制御技術も実証テーマに加えていく構え。

対してリコーは、ステレオカメラ(2台のカメラの視差情報を利用し、前方の対象物の3次元情報が得られるシステム)などを用いた全方位画像センシング技術の到達レベルを確認する。

さらに人の認知・判断・行動の高度解析をテーマに取り組み、両社で技術融合した車両を用いて、自動運転における課題抽出と新たな技術的解決も図っていく。

なお実証実験の検証環境では、今回、あきた芸術村の協力のもと、駐車場〜周辺の公道走行だけでなく、駐車場内に於ける全自動駐車、来場者の行動を認識・分析する IoT(Internet of Things)と制御の協調など、今後の自動運転の可能性を広げるための実証実験も積極的に展開していくとしている。

この実証実験に対して両社の内AZAPAは、「社会的意義・今後の予定として未来の自動車の価値における新たなオープンイノベーションを牽引する役割を担い、日本のものづくりに貢献することを目指します。

またAZAPAは、この実証実験で得た自動運転技術を今後、物流、家電、医療などのあらゆる産業へ展開する”AZAPA INSIDE”へと推し進めていきます。

ひいては国内での少子高齢化による労働人口の課題や、社会環境を取り巻く直面した課題に対して、深く因果関係を紐解き、新たな価値の発見と製品づくりに今後も積極的に取り組んで参ります」と語っている。

対してリコーは「当社は今年4月に、お客様に提供する価値を『EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES』と定めました。

これを踏まえ本実証実験では、ステレオカメラや測距センサーから取得したデータを解析し、空間をデジタル化する技術を高めます。

そして、そのワークプレイスへの応用についても研究開発を進めます。

なお、リコーは仙北市の『近未来技術実証特区』の取り組みに注目し、平成28年から29年にかけて路面性状モニタリングシステムの実証実験を行っています」と述べている。

関連リンク
3D ビジョンセンサー 産業用ステレオカメラ
 

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