自動運転のためのマップ作製技術でボッシュとTomTomが提携

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自動運転技術の進捗スピードを早めるための戦略提携

「自動運転」が、新聞紙上や様々な情報メディアを介して世の中を賑わせるようになってきている。

そうしたなかボッシュは、今から2年以上も前の2013年初頭から、公道での自動運転試験を開始していた。そして今日、同社最新のテスト車両は、テスラモデルSがベースとなっている。

そんな自動運転車や関連ソリューションの開発は、数多くのピースをつなぎ合わせるジグソーパズルのようなものだ。

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そして、そのピースをこれまでの進捗スピードよりもずっと早く・より正確につなぎ合わせていくため、ボッシュはオランダのマップ・交通情報プロバイダーのTomtom社と、戦略提携することを発表した。

ボッシュが用件定義を実施、TomTomが多レイヤーマップを作成

高度な自動運転を目指して、必要不可欠なマップ分野で両社が互いに協力し合うことについては、双方で既に合意が成立。

今合意に基づき、ボッシュは、自社のシステムエンジニアリング作業を踏まえて、マップ機能が自動運転時に満たすべき仕様条件を決定し、それを受けたTomTomが、必要なマップを作製することになる。

すでに現在、ドイツ(A81号線)と米国(I280号線)の両拠点に於ける特定の公道で、ボッシュが試験走行をしている自動運転車両で、実は新たなマップは既に使用されて始めている。

今後、自動運転の対象道路を欧州地域や北米で拡大していく

この挑戦的な取り組みについて、ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル氏(Dirk Hoheisel)は、「2020年以降、高速道路での自動運転を実現させるためには、高精度なマップデータが技術の要です。

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今後は実用化を目前に控え、より精緻で信頼性の高いマップデータが必要不可欠となていくでしょう」と述べている。

一方で、TomTomのヤン・マールテン・デ・ヴリーズ(Jan Maarten de Vries)自動車担当副社長も、「2015年末までに、私たちはドイツ国内の全ての高速道路や、高速走行が可能な道路の全てカバーした、自動運転車のための高精度なマップを新たに完成させたいと考えています。

そして今後、対象となる道路は、その他の欧州地域や北米にも拡大していく予定です」と語っている。

複数のレイヤー設計を介して、マップの精度が大幅に向上させる

そんな高度な自動運転のために供されるマップというのは、現在のナビゲーションシステムで使用されているマップとは、根本的に2つの点で大きく異なっていると云う。

そのひとつは、精度が著しく向上させていることで、少なくとも最も密度の粗い領域に於いても10 cm単位の地図精度を保つことが求められる。

さらにもうひとつは、高度な自動運転のためのマップ素材が、アナログの紙地図のように単一の1枚のレイヤー上で作られているのではなく、幾重にも重ねられた複数のレイヤーでひとつの環境の地図が構成されていることにある。

まず従来からある基本的なナビゲーションマップのシンプルなレイヤーは、走行するルートの軌跡を含む、AからBへのルートを計算するためだけに使用される。

高度な自動運転を実施するにはマップ素材の善し悪しが鍵になる

ローカリゼーションレイヤーでは、高精度マップデータを提供する位置決めコンセプトが反映されており、これを用いて自動運転車両が地図上で自らの位置を正確に計算していく仕組みだ。

その際、車両は感知した周囲状況と、ローカリゼーションレイヤーが示す情報を比較する。そして自らの位置を、道路や周囲状況と相対的に比べることで、正確に車両自身の位置を自律的特定していく。

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さらにローカリゼー ションレイヤーの上にはプランニングレイヤーがある。

ここには、車線分離タイプ、道路標識、制限速度などの情報だけでなく、カーブや坂といった道路形状に関する3D 情報も含まれている。自動運転車両では、こうした極めて詳細な車線情報を活用することで、車線変更のタイミングや、それらの実行方法などを決定することが出来る。

このため高度な自動運転においては、運転の安全性と快適性が最新のマップ素材によって大きく左右されることになる訳だ。

自動運転実現には最新地図を基に先を見越したモード選択が必須

たとえば、最新の制限速度情報を即座に入手できてこそ、車両は初めて先を見越した最適な走行モードを選択できるようになる。

従って、マップデータを最新の状態に保つため、ボッシュとTomTomは地図データのキャッチアップを多様なデータ入手環境を介して整備・改善・修正していく。

その一例としては、TomTomのマップ作製用の車両が定期的に道路を走行し、新しい道路やルートの正確なマップ作製を進める手段も含まれる。これはグーグルが行うマップデータ収集の形と同じものだ。

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また、車線設定の変更や新しい道路標識など、道路に関する最近の変更を記録するために、TomTomとボッシュは、センサーを搭載した同一ブランド車両からのフィードバックを、積極的に利用していくことを計画している。

このようにして収集された道路状況の変更情報は、一旦、自動車メーカー側のサーバーに送られ、幾重にも検証を重ねた後、デジタルマップのデータ ベースに慎重に反映される。

その後、更新したマップが高度な自動運転車両にフィードバックされ、搭載したセンサーの感知範囲を超えて、効果的に道路状況が見通 せるようになるのだ。

これまでの良好なパートナーシップがさらに加速される

ボッシュとTomTomにとって、高度な自動運転のためのマップ分野で協力することは、これまでの良好なパートナーシップをさらに強化することを意味している。

すでにTomTomは、ボッシュのコネクテッドホライズン向けに、リアルタイムのバックエンドサービスを介した、ローカリゼーションレイヤーのないダイナミックなマップ情報を提供している。

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コネクテッドホライズンというのは、このマップ情報をもとに前方のルートを予測し、予測した状況に合せた運転につなげるソリューションで、2014年に開催されたIAAハノーバー国際モーターショー(商用車)で初めて紹介された。

このシステムにより、見えない その先の事故多発地域や交通渋滞の発生地点を早期に認識し、適切なタイミングで自動的に車両を減速させ、追突事故が発生するリスクを著しく低減することが できる。また、よりスムーズな走行により、ドライバーの快適性と車両の燃費も向上させることが出来るようになる。

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