ボッシュ、ネットワーク化が自動運転成功の鍵を握る


bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-1-min

モビリティ・ソリューションは市場を上回る売上成長率

ロバート・ボッシュGmbH(本社:シュトゥットガルト・ゲーリンゲン、代表取締役社長:Dr.rer.nat.Volkmar Denner、以下ボッシュ)は5月19日、ドイツのボックスベルクで、第62回の『ボッシュ オートモーティブ プレス ブリーフィング』を実施した。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-2-min

同席上において、統括部門長のロルフ・ブーランダー氏は、「今日、ボッシュ・グループ最大の事業セクターであるモビリティ ソリューションズは、安定的な成長を続けています。

為替調整後の同事業部の売上高は、2015年第1四半期に、7%増加し、名目売上高の伸びは13%に達しました。

技術的かつ国際的な立場においても、ボッシュのポジションは良好で、今年も、市場を上回る売上成長が見込まれています」と口火を切った。

ボッシュはエンジン技術を超えた、その先も見据えている

同社によると、2014年のモビリティ ソリューションズ事業部の営業実績は、8.9%増、これは世界の自動車生産成長率の2倍以上に達しているという。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-12-min

その要因としては、横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ガソリン直噴システムやディーゼル直噴システムなど、主要システムの販売個数が、それぞれ約20%伸びていることにある。

ブーランダー氏は、「私たちは自家用車の見直しを進め、自転車、列車、バスを含むマルチモードコンセプトに向けて歩み続けています」と説明し、「ボッシュはエンジン技術を超えた、その先も見据えています」と語り始めた。

eモビリティによりディーゼル車とガソリン車の効率がさらに向上

ボッシュは、未来へのモビリティビジネスについても、着実に成功を手にしつつある。

目下グローバル規模で、自動車テクノロジーとサービスを提供する同社は、『電動化』、『自動化』、『ネットワーク化された環境』を実現するため、この3分野を精力的に追い続けているが、ブーランダー氏はこれについて、「ボッシュは、この3つすべてを着々と進行させています。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-3-min

将来、パワートレインが電動化されたとしても、今後10年間は内燃機関が効率的なモビリティのベースであり続けると考えています。具体的には今後5年間で、ボッシュのエンジン技術により、ディーゼルエンジンでは10%、ガソリンエンジンでは約20%の燃費向上が実現する見通しです」と述べた。

ハイブリッドに関する取り組みでも、30件の開発プロジェクトを完了

一方でボッシュでは、2025年までに全世界で生産される新車の約15%は、少なくともハイブリッド化されると見込んでおり、既に電動パワートレイン関連で、30件の開発受注プロジェクトを完了。

そのうち10件は、プレミアムカー向けのプラグインハイブリッドパワートレインとなっており、対象車両は、長距離をディーゼルまたはガソリンで走行し、市街地を全電気モードで走行することができるようになっているという。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-5-min

先のブーランダー氏は、これについても、「私たちには代替パワートレインを成功させるために必要な経験を持っています。これは、過去に私たちがディーゼルで経験したことで、同様に電動パワートレインについても、成功させたいと思っています」と、たたみ掛けた。

自動運転により事故発生数が3分の1以上に減少

加えて、業界全体が自動運転に向かうのに伴い、ドライバー アシスタンス システムの市場でも、ボッシュは、毎年約3割増のペースで成長を続けている。

同社は昨年、5,000万台を超えるセンサーをドライバーアシスタンスシステム向けに販売したほか、レーダー センサーとビデオ センサーの2015年の売上高は、2014年比から倍増する見込み。既にアダプティブクルーズコントロールに装備されるレーダー センサーでは、世界的なマーケットリーダーとなっている。

この勢いを受けて今年は、交通渋滞の回避行動を取る場合や、遠隔操作での駐車時に、ドライバーをサポートする新アシスタンスシステムの生産も開始するという。

自立的な自動運転の時代はもう間近に迫っている

また、ボッシュは2020年までに、高速道路上での自動運転向けハイウェイパイロットの量産化に進むべく構想中で、ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル氏は、「このシステム開発により、私たちは部分的な自動運転から、高度な自動運転に移行することになります。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-11-min

つまり、ドライバーが乗客になるわけです。これは同時に、快適性と、何よりも安全性が高まることを意味しています。

ボッシュの事故調査担当者は、自動化が進むことで、事故発生数がさらに著しく減少すると予測しており、ドイツ国内だけでも発生数が3分の1以上減少すると考えています」と語り、高速道路のドライバーアシスタンスに関しては、既に最終的な開発段階に来ていると見ているようだ。

ブーランダー氏は、「当社では、2年前よりも700人多い約2,000人のエンジニアが、ドライバーアシスタンスシステムの開発に取り組んでおり、先にZF Lenksysteme(現在はRobert Bosch Automotive Steeringに社名変更)を傘下に加えたことで、当社は、自動運転を推し進めるために一段と優位な立場を確保できるようになりました。

今後は、ボッシュのテクノロジーによって、車両が自律的に加速と減速を行うだけでなく、操舵も出来るようになっていくでしょう」語った。

サービス事業の成長につながる車両のネットワーク化

最後に、車両のネットワーク化に関して、ボッシュ取締役会メンバーのマルクス・ハイン氏は、「今後、ドライバーはインターネットを介して、空いている充電スポットを検索・予約し、充電料金の支払いを済ませることも出来るようになります。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-10-min

先の通り、今後、電動化および自動化された運転が、成功するかどうかのカギを握っているのがネットワーク化です」と述べ、「車両のネットワーク化はまた、便利な新しいサービスにつながります。

例えば、ECUデータを伝送することは、予防保守や燃料削減をアドバイスするための基礎データとして役立ちます。さらにこうしたサービスは、リース会社や、保険会社のフリート管理を支援することにもなります」とも述べた。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-6-min

加えてブーランダー氏は、「ボッシュのモビリティポータル『Drivelog』では、ドライバーもこのサービスを直接利用できるようになっていますが、そのためにはスマートフォンアプリと、ECUデータを読み取るためのコネクターが必要になります。

今後は全体として、約20万台の車両がインターネット接続に対応したものになり、それを基に、ドライバーもボッシュが開始するサービスにアクセスできるようになる予定です。

bosch-networking-is-the-key-to-automatic-operation-success20150522-4-min

車両のネットワーク化に関しては、既に試験段階を過ぎました。ボッシュにとって今後は、サービス事業化が重要な意味を持つようになるでしょう」と結んだ。

関連記事
ボッシュ、テスラ モデルSベースの自動運転テスト車導入

その他の記事(新車関連)
全世界500台限定モデルMcLaren 675LT日本初上陸
MINI Crossverに日本限定モデル登場
トヨタ、ハイラックスをタイでフルモデルチェンジ
ホンダ、JADE(ジェイド)に1.5L VTEC TURBO搭載
BMW、クリーンディーゼル218dアクティブツアラー

新型マツダ ロードスター、5/21いよいよ発売へ
スバル、インプレッサSPORT HYBRIDの先行予約始まる
シトロエン最後のC5 Final Edition、60台限定発売
スバル、ステラを改良して5/20から発売
スズキ、スペーシアシリーズ改良。低燃費・衝突安全向上

ダイハツ、コペン「第3のモデル」先行受注開始
トヨタ、燃料電池進化の糸口掴む。性能向上の取組み加速
ホンダ、新コンパクトステーションワゴン・シャトル発売
アウディ、欧州エリアで最新「R8 V10」の受注開始
マツダ、フレアクロスオーバーを商品改良して発売

BMW 1シリーズ発表、300万円を切る戦略的な価格設定
アウディ、A1 1.0TFSIで250万円を切る価格へ
アウディ、新Q3/RS Q3を5月21日より発売開始
スズキ、ハスラー「S-エネチャージ」搭載車デビュー
アウディ史上初1L直噴3発 345台の限定車は6/18に

トヨタ、カムリハイブリッドGパッケージPREMIUM BLAC
フォルクスワーゲンVW新トランスポーター(T6)生産開始
VWゴルフGTIクラブスポーツ、オーストリアでお披露目
日産LANNIA、上海国際モーターショー2015でアワード
トヨタSAI改良、世界初スーパーUV400カットガラス採用

VW、新6リッターエンジンのW12 TSIウイーン公開
ダイムラー、大型トラックの公道自動運転実験を開始
メルセデス・ベンツ、AMG GT受注開始。1462万円〜
ボルボ、女性誌モデル五明祐子さんセレクトの限定車発売
トヨタ、ウィッシュのCVTを一部改良、5月7日発売

アルトターボRS試乗、実は上級セグメントの市場を奪う車
NEW シトロエンDS5、フランス本国でデビュー
FIAT、純白ボディでやわらかレザー内装の500 Perlaを発売
FIAT 500C Tetto Rosso発売、5月16日より限定50台
ダイハツ、ムーヴとタントにスマートアシストⅡを搭載

アルファ・ロメオ、ジュリエッタスプリント特別仕様車2種
マツダ、デミオ Mid Century / Urban Stylish Mode発売
日産デイズ ルークスエマージェンシーブレーキ全車標準化
マツダ、特別仕様車ベリーサNoble Coutureを発売
ホンダ、VEZELの装備拡充・4WD車の設定追加

メルセデスベンツ、E 250クーペ/カブリオレに本革シート
BMW 「M」に限定車、3シリーズM Sport Style Edge登場
ホンダ、新型ステップ ワゴン、同スパーダ販売開始
トヨタ、中国開発のカローラ&レビンハイブリッドを発表

その他の記事(モータースポーツ)
日産、動画配信でGTアカデミー日本上陸を改めて伝える
ニュル24時間レース、出走5メーカー戦績まとめ
ファルケン、ニュルブルクリンク24時間レースで総合3位
WTCC第4戦、シトロエン優勢のまま1/3ラウンドを消化
ポルシェ、新911 GT3 R、ニュルブルクリンクで世界初公開

オートバックス、全日本学生フォーミュラ大会チーム支援
ニュル24時間レースで、ダンロップ装着車両がクラス優勝
全日本ラリーJN6スバル表彰台独占、JN5プジョー初勝利
スーパーGT第2戦・富士、勝利の女神は日産勢に微笑む
WEC第2戦スパ6時間レース、アウディ薄氷の勝利

富士GT500予選、MOTUL AUTECH GT-R脅威のレコード
全日本ラリー第2戦SS総距離100km超、標高1500m超の戦い
富士、レーシングドライバーを講師にサーキットレッスン実施
WRCアルゼンチン、シトロエンWinクリス苦節13年目の勝利
プーマ、レッドブルF1チームとのパートナーシップを発表
求人情報サイトAN、DODAでプロレーサー募集中6/15まで
VW、ピエヒ会長辞任。モータースポーツ活動に変化はあるか

その他の記事(イベント)
第44回東京モーターショー2015、全展示部門で出展者が決まる
トヨタ、幼児向け交通安全教室トヨタセーフティスクール開催
トヨタ、ナビ向け「多機能トイレ情報」提供開始、名古屋公開
ホンダ、第18回国際福祉健康産業展ウェルフェア2015出展
日産、オーテックジャパンとコラボでウェルフェア2015出展

LEXUS、ミラノデザインウィーク2015受賞作品を東京展示
ダイハツ、名古屋ウェルフェア2015に軽福祉車両を出展
いすゞ、六本木AXISビルで「いすゞデザインこころみ展」
東急電鉄、二子玉川駅でセグウェイに乗るツアー開始、民間初
第26回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル開催
プジョー、PEUGEOT LION MEETING 2015、5/30開催

ホンダジェット遂に日本の空へ。国内報道陣に初披露
ヴァレオ、人とくるまのテクノロジー展2015に自動運転技術
三菱自動車、「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展
スバル、人とくるまのテクノロジー展2015出展
人とくるまのテクノロジー展2015、パシフィコ横浜で開催

その他の記事(技術)
ホンダ、技術テーマで「第65回自動車技術会賞」を受賞
マツダ、第65回 自動車技術会賞受賞
トヨタ、MIRAI関連技術で全国発明表彰「恩賜発明賞」
トヨタとマツダ、業務提携に向けて正式に基本合意
日産ティアナ、JNCAP安全性能総合評価でファイブスター賞

スバルのラインナップ車、2014年度ファイブスター賞獲得
アウディ、水と電気だけで作るディーゼル燃料の本格運用
理研、太陽光エネルギーを水素へ変換するシステム実現へ
スズキの欧州販売車VITARA、ユーロNCAP評価で5つ星獲得
アウディ、電動ターボ搭載TTクラブスポーツコンセプト

その他の記事(企業・経済)
BMW、業績好調のなかで経営の舵取りを新CEOに託す
国土交通省、平成26年度自動車(製品)安全性能評価結果
日産自動車、2014年度通期決算。当期純利益は4,576億円
NGKスパークプラグ、米イグニッションメーカー買収
ボルボ、北米初工場。欧・中・米3大陸の国際体制確立へ

スズキ、海外好調で売上高3兆円回復。営業利益6期ぶり減
フォルクスワーゲン、世界首位を視野に商用車事業を統合
中国のNinebot、米国・Segwayに全額出資し、子会社化
スバル、決算会見で2020年に高速道路の自動運転を可能に
東レ、独で樹脂新会社設立、米で樹脂テクニカルセンター

トヨタ、中長期保有前提の「AA型種類株式」の発行に動く
スズキのインド四輪子会社が累計生産台数1,500万台達成
オートバックスセブン、中期経営計画を見直し
オートバックス、マレーシア・スパリン店新規オープン

その他の記事(話題)
ポルシェ、918スパイダーのリコールを実施
オートバックス、運転中の災害対策「車載用防災セット」発売
リコール情報5車種(5月22日発表分)
タイムズ24とMINI「有休取得応援プロジェクト」開始
スバル、ネパールの地震被害に対して300万円の義援金

パナソニック、SSDカーナビ「ゴリラ」新製品4機種を発売
マツダ、ネパールの地震被害に300万円の寄付金で支援
マツダ、福祉車両を広島市の社会福祉団体に贈呈
Honda Jet、欧州ビジネス航空ショーEBACE2015実機公開
スマートとJBLで造った仰天モバイル・コンサートカー

メガウェブ、施設内で「名車コレクション」アプリ運用中
無限、ホンダ新型シャトルモデファイド・パーツ発表
日産、横浜のスポーツ支援にe-NV200 Sports Utility Gear寄贈
電気自動車ルノー・ゾーイ購入で5000ユーロのボーナス
JAF、GW期間中の出動件数5万5832件

輸入車だけのモーターショー、SISインポートカーショー201
運転テクニックアンケ、女性は「合流」・若者「駐車」が苦手
パイオニアとレコチョク車向け定額音楽サービス
ヤマハ、インドで若者に向けのお洒落スクーター発売
アウディ、愛車のトランクに宅配便を届けるサービスを開始

スマートフォンをドローンにする「Phone Drone」出資募集
国土交通省、高速道路の渋滞ワーストランキングまとめる
TESLA、住宅用バッテリーPowerwallを今夏発売、36万円
次世代自動車に前向き、期待企業はトヨタ、注目は自動運転
ドゥカティスクランブラー コンセプトストア原宿にオープン

JAFが再現、逆走車の恐怖。続編動画を公開
週刊「NISSANスカイライン2000 GT-R KPGC10」先行予約
オートバックスセブン、車買取・販売の新訴求CMを開始
日産、JUKE by YOUの最優秀作品を正式発表

WeightymattersサイトTOPに戻る