ブリヂストン、ペップ ボーイズ社買付価格。競合に追従せず

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株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)の完全子会社であるブリヂストン アメリカス インク(以下、BSA)は12月30日(日本時間)、子会社のブリヂストン リテール オペレーションズ エルエルシー(以下、BSRO)を通したザ ペップ ボーイズ - マニー、モー アンド ジャック(以下、ペップ ボーイズ社)の買収額面に際して、追加提案を行わない事を表明した。

これは、ペップ ボーイズ社が、アイカーン エンタープライズ エルピーより受領した買付け価格1株当たり現金18.50ドルの提案に対して、ブリヂストン側が検討を重ねた上での回答として決定したもの。

同事案に際しては、買付競合先となるアイカーン エンタープライズ エルピーの度重なる価格上乗せに乗じて、これまでブリヂストンは1株17ドル、アイカーン氏は1株18.5ドルでの買収を提案していた。

これについてペップ ボーイズ社は、先の12月28日(現地時間)時点では、高値を提示したアイカーン氏の計画が優れていると述べており、買収側・買収元を含み3社による綱引きが続いていた。

アイカーン エンタープライズ エルピーによるペップ ボーイズ社の買取が成立した場合、およそ10億ドル(約1210億円)の大型買収契約が成立する。またこの場合、アイカーン エンタープライズ エルピーがペップ・ボーイズの代りにブリヂストン陣営側に違約金3950万ドルを支払う。

アイカーン エンタープライズ エルピーは、ここのところ同業事業社を買収するなど、自動車アフターマーケット業界への投資意欲が高まっていた。

ただ今回買収に動いたペップ ボーイズ社自体は、収益構造が決して良好とは云えず、今後、買収した企業との相互連携を強化し、大型事業統合を目指すのか、または買収企業から一部の事業部門を切り出して、他企業に売り渡して売却益を得るのかについては未だ不透明である。

後者の場合は、新たな売却交渉が複数のタイヤメーカーなどの国際企業との間で、進められる可能性もある。

なお、これまでの経緯の一端・並びに本事案に関わる各企業概要も含み概要については、下記関連記事を参照されたい。

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