カウラとアザパ、自動車のブロックチェーン技術で業務提携


ブロックチェーン・プラットフォーマーを目指すカウラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役&CEO:岡本克司)と、自動車技術ベンチャーのAZAPA(アザパ)株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役&CEO社⻑:近藤康弘)はブロックチェーン技術に関わる事業で業務提携した。

具体的にはバッテリーユニット制御のデータをブロックチェーン技術適応により編纂。該当データの経済価値を高めるサービス開発と実用化に取り組んでいくとしている。

昨今の自動車業界は、中国のEVシフトが象徴する様に自動車市場の大転換期にある。また世界中でCO2排出規制による世論が高まり、深刻な大気汚染に対する課題解決も求められている。

そうしたなかガソリン車から電気自動車へのシフトが加速されて、EV用のバッテリー管理技術に注目が集まっている。ただこうしたEV用バッテリーの制御は、EVの心臓部をコントロールすることであり、価格的にも高価かつ、重量も重く、しかも危険物でもある。

そこでKAULAとAZAPAは共同で、こうしたEVに搭載されたバッテリー残存価値データを取得。AIを利用してバッテリーの利用予測データを2種類のデータとしてブロックチェーンに書き込み、真正性と非改ざん性を担保する。

さらにバッテリー自体のライフサイクルの管理を行うことに併せ、取得したデータの価値を最大化させ、流通させる仕組みである「BRVPS」を完成させることで、新たなシェアリングエコノミーの構築を目指す。

このBRVPSこと「Battery Residual Value Prediction System」とは、まずバッテリーユニット内の温度、湿度、圧力、電圧、電流等のBMS(Battery Management System)から取得したデータと、OBD(On-Board Diagnostics)からの情報をバッテリー残存価値予測エンジンに蓄積する。

これに併せAI/MLを定常的に実行しブロックチェーンに書き出すことによって、EV/バッテリー所有者や利用者はクラウド経由でデータにアクセスできるものとする。

同システム構築により、現在のSOH(State Of Health)データに加え、将来のSOHデータ(含む充電効率)とバッテリーの過去の利用傾向をもとにした利用予測データに自由にアクセス出来ることになるため、バッテリー価値の最大限効率的に利用するため環境が整う。

今後、両社はEVの普及に伴うバッテリーメーカーなどとの連携を目指すことで、バッテリーデータを介した新規市場の開拓を目指して行く。

具体的には、EVとバッテリーの需給バランス、エネルギーの消費計画、予約、利用、決済の各ステップを実装することで、バッテリーを中心としたEV普及を加速し、付帯サービスを創造し、EV/バッテリー所有者や利用者が、コンシューマからプロシューマへ転換することを可能にする。

両社では、「世界的な環境意識の高まりや⾃動運転を始めとする技術に加え、新たなサービスの急速な進歩が生まれております。

KAULAのブロックチェーン技術と、AZAPAの持つ自動車技術とネットワークを通じて、高付加価値サービスを広く提供すると共に、共同で新しい事業モデルを構築していきます」と述べている。

また加えて両社は、センシングからデータ利用サービスモデルの実用化を目標にIoT-ブロックチェーン基盤技術の確立を目指したエコシステムとしての「コンソーシアム」を設立を急ぐ。

このコンソーシアム設立について両社では、「自動車を取り巻くパラダイムシフトの進展はIoTの深化と密接に関係し、自動車から発せられるデータの経済的価値は既に広く認知されています。

しかしながら現状のテレマティックスは、取得データの種類や粒度が統一されておらず、これを利用したサービスも限定的です。

今後データを活用して創出されるアプリケーションや、これを支えるバックプレーン技術としてのブロックチェーン、セキュリティを意識した標準仕様と、これに沿った具現化をパートナ様と推進してまいります」と結んでいる。

カウラ株式会社
名称:カウラ株式会社(KAULA, INC.)
本社:東京都千代田区神田神保町2-9
概要:世界のブロックチェーンの先進企業や団体と連携し、ブロックチェーン・アプリケーション構築コンサルティング、記録管理やIoT分野でのサービスの開発、およびブロックチェーン教育事業を展開。
・Enterprise Ethereum Alliance(EEA)メンバー
・ エッジプラットフォームコンソーシアム(EPFC)メンバー
・URL: 

AZAPA株式会社の概要
名称:AZAPA株式会社
本社:愛知県名古屋市中区錦2−4−15
事業内容:自動車を中心とした各分野(※)における新システムの研究、ソリューション事業を展開。Tier0.5コンセプトによる価値設計を得意とします。
※モデルベース、計測技術、新制御理論、エネルギー、IoT、人工知能(AI)、感性技術
・URL: