ダカール5日目、総合首位はプジョーのローブ。2輪ホンダ、トラックは日野が首位

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ダカールラリー5日目を迎えた1月6日、アルゼンチン北部のサン・サルバドール・フユイを基点としたループコースで429㎞の競技が行われた。

このボリビア国境近くの山間地を舞台にした同SS(競技区間)は、以前の大会でも何度か使われたことがある場所である。

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最高標高は4100m、平均でも3500mに及ぶ今大会初の本格的な高地環境となるステージ4。ここから数日は、標高の高い地域での競技が続き、ボリビアのウユニへ向かう7日の行程では今大会最高4700m地点を通過する。

ここまでは、天候の影響でスペシャルステージ(競技区間)のキャンセルや短縮化が相次いだが、初日の11kmのステージを除き、ラリー5日目を迎え。ようやく計画通りのスペシャルステージが実施された。

そのフルコース環境下で、同日のトップを走ったのはプジョー・トタルチーム。同チームが1-2-3フィニッシュを飾っている。なお今年参戦したプジョー2008 DKR全4台がTOP5に入賞した。

その中で栄えあるウイナーとなったのは、1988年に2輪部門でダカールラリーデビューを果たし、1991年に同部門初の総合制覇を達成した当年50歳のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel・フランス)選手。

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今回のダカールラリーで12度目の総合制覇を目指すペテランセル選手は、高地に於ける429キロもの長丁場で、チームメートのカルロス・サインツ(Carlos Sainz・スペイン)選手に11秒差、セバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb・フランス)選手に27秒差をつけての優勝となった。

当のペテランセル選手は、66度目のステージ勝利を獲得したことについて、「プジョーで初のステージ優勝を果たして嬉しい」とコメント。
なお総合順位では、今年シトロエンから移籍。本来はシトロエンでWRC再挑戦を狙っていたセバスチャン・ローブ選手が、ダカールラリー初参戦で、目下総合2位のペテランセル選手を4分48秒引き離し、総合首位をキープした。

3位は、ローブ選手に11分9秒遅れとなったものの、引き続きのダカール連覇を目指すミニのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)選手。

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二輪部門では、「CRF450 RALLY」を駆るホンダのホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)選手が、ステージ4のルート上に10カ所設けられたWP(ウエイポイント。コース上に設けられたGPSで管理する通過点)の通過区間タイムで、チームメートや並み居るライバルを圧倒。

トータルの走行時間で3時間50分3秒と、頭ひとつ抜きんでたスピードを見せつけ、トップでフィニッシュラインを潜った。

しかし、ルート上に設けられたいくつかのスピードコントロールゾーン(チェックポイント前後などに設けられた最高速度制限区間や一般道)で、速度超過ペナルティーとしてプラス5分が科せられたことから、チームメートで、2輪部門トップを走るパウロ・ゴンサルベス(Paulo Goncalves、ポルトガル)選手が、繰り上がり優勝を獲得した。

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ちなみにトラック部門は、フユイのビバークから100㎞のリエゾン(移動区間)で、標高3800mにあるSSスタート/ゴール地点へ移動。そこから時計回りにループを一周するという他部門と同様の設定。

ただし序盤の山岳路部分で、2輪/4輪部門と異なるルートを採っているため走行距離は10㎞短い419㎞となる。途中からは広いピストに出て、最高速が長時間維持されるような高速ステージとなった。

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同SSで、日野チームスガワラの日野レンジャーは、2号車菅原照仁/杉浦博之組が総合19位。排気量10リットル未満クラス首位となり、1号車菅原義正/高橋貢組は総合30位/クラス2位でゴールを果たし、今大会初のクラス・ワン・ツーフィニッシュを飾っている。

なお同日はマラソン行程に設定され、ビバークではアシスタンスによる整備を受けることが出来ない(アシスタンス部隊はすでにボリビアへ向けて出立し、6日の晩はボリビアのタジラに設けられた専用のビバークで宿泊する)。

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今回のマラソンでは、車両をパルクフェルメに隔離して乗員も手を触れられない方式が採られ、各車ともフユイに到着した状態のままで翌7日の競技に臨むことになる。

来る7日の第5ステージは、アルゼンチンのサン・サルバドール・デ・フフイ(San Salvador de Jujuy)から、ボリビアのウユニ(Uyuni)までの327キロでの戦いとなる見込みだ。