F1ヨーロッパGP決勝、ロズベルグがPPから首位を守って今季5勝目。バトン11位で入賞届かず

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FIAフォーミュラ・ワン世界選手権、第8戦ヨーロッパGP(開催地:アゼルバイジャン・バクー市街地コース、バクー・シティ・サーキット<コース全長:6.006km・決勝51周>、開催期間:6月17~19日)の決勝レースが、現地時間6月19日(日曜日)の17時から実施された。

先に予選レポートで報じた通り、当地、アゼルバイジャンで初開催となったF1ヨーロッパGP決勝。

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その栄えある覇者には、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)が輝いた。ターン1に向け、最も優位なグリッド位置からのスタートに成功したロズベルグは、そのまま、その地位を脅かされることなくトップを快走。

難なくシリーズ4勝目を獲得して、貴重なドライバーズポイントを積み上げ、シリーズランキング2位ハミルトンに24ポイント差でオーストリアGPに向かう。

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2位はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはセルジオ・ペレス(フォース・インディア)が続き、チームにも本人にも嬉しい今季2度目の表彰台を獲得している。

一方、僅かずつではあるが、調子を上げてきていたマクラーレン・ホンダ陣営は、後方19番手グリッドから追い上げたジェンソン・バトンが、ポイント圏内直前の11位で終わり、僚友フェルナンド・アロンソは、ミッショントラブルでリタイアとなった。

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さて迎えた、19日・日曜日午後の決勝レースは晴天。気温33度・湿度31%・路面温度43度ののドライコンディションとなった。

各車大半の装着タイヤは、スーパーソフトコンパウンド。ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、パスカル・ウェーレイン(マノー)、マーカス・エリクソン(ザウバー)の3台がソフトコンパウンドのタイヤを装着してのスタートとなっている。

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なおグリッドポジションは、予選で2番手に食い込んだセルジオ・ペレス(フォース・インディア)が、フリープラクティス中のトラブルによりギアボックス交換を行ったことで、7番手グリッドに降格。

同じくカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)も、ギアボックス交換を実施したことから18番手グリッドに降格。

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さらにケビン・マグヌッセン(ルノー)は、同じくギアボックス交換に加え、決勝に向けてサスペンションセッティングも変更したことから、ピットレーンスタートを科せられた。

これ以外のドライバーに関しては、グリッド変更は無く、上位グリッドは、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が並んだ。

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シグナルが変わり、各車一斉にスタートを切ってターン1に進入する。

オープニングラップは、後方集団のニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)と、エステバン・グティエレス(ハース)の接触以外は、大きなトラブルはなく、PPのロズベルグが首位を保ったまま進入。

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ダニエル・リカルド(レッドブル)に続き、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とキミ・ライコネン(フェラーリ)のフェラーリ勢が先頭の2台を追う展開となった。

初回、周回の間に2番手グリッドから7番手グリッドスタートに換えられたセルジオ・ペレス(フォース・インディア)が、キミ・ライコネンの後方の5番手に付け、ダニエル・リカルド(レッドブル)を出し抜いたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が6番手。

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ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)というフォーメーションでコントロールラインを通過した。

各車1回目のタイヤ交換は、5周目を過ぎた頃から。調子が上がらないダニエル・リカルド(レッドブル)は、7周目時点でソフトコンパウンドにタイヤをスイッチ。

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さらにキミ・ライコネン(フェラーリ)と、各チーム共に慌ただしくタイヤ交換が続く。

レースは10周目を迎える前に、サスペンショントラブルでダニール・クビアト(トロ・ロッソ)最初の脱落者となっている。

この間、当初10位スタートだったルイス・ハミルトン(メルセデス)が、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)のオーバーテイクに成功して4番手に浮上。

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一方、上位を走っていたキミ・ライコネン(フェラーリ)はピットの白線を踏んで5秒のタイムペナルティを科せられている。

その後、レースも序盤を終えようとする頃、各車がようや1回目のタイヤ交換を終了。

トップ集団では、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)の首位は変わらず、2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、5番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)が付け、首位ロズベルグの隙を狙う展開となった。

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レースが折り返しを迎えた28周目。先のピットの白線を踏んだことで5秒のタイムペナルティを科せられていたキミ・ライコネン(フェラーリ)が、後続のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と順位を入れ替え、ベッテルは果敢にニコ・ロズベルグ(メルセデス)を追い始める。

同じくルイス・ハミルトン(メルセデス)も、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に続きたいところだったのだが、エンジンパワーが上がらず、これ以上、上位をプッシュできない状況に陥る。

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ハミルトンは、コースのセッション毎にコース幅が変化するトラック上を、レーシングスピードで走りながら、ステアリングホイールの無数のスイッチの中から、エンジンパワー復活の手立てを探し出そうとしていた。

しかし幾度となく、パワーユニットのポジション変更を試みるも成功せず、チームに無線で解消方法を呼び掛けるも、2016年に新たに変更されたレース規定により、無線で通信できるコミュニケーション内容に制限があるため、チームはそれに応えられない。

結果、レース周回数がいたずらに消化するのみという状態に陥っていた。なおこの間、中団グループを走っていたカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)がリタイアした。

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レースはそのまま、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続き、ハミルトンと同じくステアリング部のスイッチ関連の操作トラブルを抱えたキミ・ライコネン(フェラーリ)が、チームからの解決策を得られないまま3番手を走行。

これにセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップ5を形成した状態でレース終盤に突入した。

続く41周目には、パスカル・ウェーレイン(マノー)がブレーキトラブルで、3周後の44周目には、アロンソがミッショントラブルでピットに入り、そのままリタイアとなった。

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最終周を迎えたセルジオ・ペレス(フォース・インディア)は、トラブルを抱えたまま3位を走るキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜き、最後の最後で3番手に浮上する。

結果、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)は、終始トップを脅かされることなく、順当に首位を保ったままチェッカーフラッグを潜る。

2位、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位は予選2位の実力を発揮したセルジオ・ペレス(フォース・インディア)。

4位、キミ・ライコネン(フェラーリ)、5位は残り周回数9周目の時点で、ようやく自力で解決策を見つけ出したルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップに届かずに終わる。

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6位、バルテリ・ボッタス(ウィリアム)、7位ダニエル・リカルド(レッドブル)、8位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、9位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、10位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)までがポイントを獲得。マクラーレン・ホンダ陣営のジェンソン・バトンは惜しくも11位に終わっている。

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優勝・ニコ・ロズベルグ
「GP初開催のバクーで初代ウイナーになれてとても嬉しいよ。また今回は、今日の決勝だけでなく予選を通して、今まで感じたことがない位マシンとの一体感が得られた1戦だった。

今週末、これだけ完成度の高いマシンに仕上げてくれたくれたチームには心から感謝したい。

コースレイアウトから見て、決勝ではセーフティカーが出るだろうと思っていたから、トップポジションの僕としては、レースのペースが乱されない事を願って走っていた。

先頭を走っていた僕にとっては、スムーズでリズミカルな良いレースだったと感じる。

ただ一度だけ、レース中盤にパワーダウンして、少し焦ったが、走行中に無線で対処法を教えてもらうことはできない規則だから、ステアリングを見て自分で直した。

どうやらルイスも僕もエンジンパワーパフォーマンスの問題を抱えていたようだね。

しかし無線で話せることは制限されているから、それが何なのかを教えてもらうことはできないんだ。チームはこのモードには問題があるとしか言えないのさ。

ただ僕の場合、以前に行ったセッティング変更がヒントになってそれが上手く行ったようだ」

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2位・セバスチャン・ベッテル
「今回は、チームの2台がポイントを獲得したから、その成果を誇っていいだろう。

何しろ金曜日の時点では調子が超絶悪くて遅かったし、その原因も分からなかった位だからね。その後、クルマのセッティングを変えたら改善されて2位で表彰台に上がる事ができた。

決勝レースでは、キミはいいチームプレーを見せてくれて、感謝している。だけど手放しで喜べない部分もある。彼はタイヤで苦労しているようだったからね。だから2位と3位になれなかったのはちょっと残念だ。

一方、僕はタイヤの感触が良かったから、最初のセットを長めに使うことにした事が良かったようだ。

当初は少し心配したが、暫くして持ち直したてからは良いフィーリングが維持できた。

今日も現場では沢山のことが起きていて、夢のようなシーズンスタートとは行かなかったが、チームの努力にはとても感謝している。

僕らが掲げている理想は高いけれど、着実に前進している。今年は正しいことができると確信しているし、僕らはチャンスを生かしきれていない事が多いけれど、今にライバル達を出し抜ける筈だ。

それに今日は良い仕事ができた。これからも最善を尽くして今季の終わりには良い位置にいられるように頑張りたい」

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3位・セルジオ・ペレス
「予選も好調だったから、今日は表彰台に届くと思っていた。ただ7番手スタートになってしまったから、必死に頑張らなければならなかった。

表彰台を獲得できた理由は最高のスタートを決められた事にあるだろう。それでマッサ(ウィリアムズ)と、クビアト(トロ・ロッソ)を出し抜けたのが大きかった。

ただその後、第1スティントはスーパーソフトタイヤのグレイニング(タイヤの表面が路面に均一にならずグリップが低下すること)に苦しんでいて、これが自然に改善するのを待つべきか、早めにピットストップするべきかを決める必要が生じた。

結局、長めに走って改善を待つことにしたのが良かったようだ。ただ、その後のソフトタイヤのウオームアップが大変だった。後ろからはルイス(ハミルトン)のプッシュが激しかった。

だからできるだけギャップを広げようと頑張って、その後にタイヤをケアすることに集中した。その後、キミ(ライコネン)に近づいていて、オーバーテイクのチャンスがあったからかわした。

彼がペナルティを受けることは分かっていたけど、自力を前走車を抜いて、今季2度目の表彰台を得たから最高の気分だ。チーム頑張ってくれた。今年は最高のシーズンを過ごせていると思うよ」

以下は、マクラーレン・ホンダ陣営の決勝終了後のコメントとなる。

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フェルナンド・アロンソ・MP4-31-04
スタート 13番手
レース結果 DNF ※ギアボックスの不具合のためリタイア
ファステストラップ 1分49.101秒 27周目(トップとの差 +2.616秒、18番手)
ピットストップ 14番手 2回:
5周目(ピットストップ時間 2.51秒)および
24周目(ピットストップ時間 2.69秒)
[オプション→プライム→プライム]

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「今回は我々にとって難しいレースになることは分かっていたが、今日は(リタイアによって)チェッカーフラッグを受けることができなかったため、さらに厳しい内容となってしまった。

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今レースで我々はギアボックスに問題を抱えており、それが悪化する一方だったため、パワーユニットや他の部分への損傷を防ぐために、マシンをリタイアさせることにした。

残念だがポイント圏外で走行していたので、リタイアによる痛みはそれほど大きくはない。ただチームにとっての最重要課題は依然残っており、予選および決勝の両方で、マシンのスピードをもう少し上げることに掛かっている」

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ジェンソン・バトン・MP4-31-03
スタート 19番手
レース結果 11位
ファステストラップ 1分47.622秒 50周目(トップとの差 +1.137秒、10番手)
ピットストップ 2回:
6周目(ピットストップ時間 2.46秒)および
25周目(ピットストップ時間 2.93秒)
[オプション→プライム→プライム]

「今日は19番手からのスタートだから、レース運びは当然のことながら、容易ではなかった。私はレースを楽しみ、マシンの実力を最大限に引き出したが、今週末はマシンに一発の速さがなかったため、これが精一杯だった。

但し今日の自身のパフォーマンスには満足している。レース中のチーム戦略に関しては、どれがベストなのかを理解するのは難しいが、自身はスーパーソフトタイヤの摩耗に悩まされていたので、比較的に早い段階でピットインすることを選択した。

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その後、プライムタイヤを装着した際のペースは悪くなかった。それでコース上では、他のマシンとバトルを繰り広げられた。特に競い合っている相手が自分と同じマシンに乗っている場合には、なおさらのことだろう。

全体的なマシンのパフォーマンスについては、まだ十分な速さがあるとは言えない。特に我々のマシンにはストレートでのスピードが不足しているため、19番手からスタートして11位で完走したことは、それほど悪い結果ではないと思う。

とにかく今日はレースを楽しむことはできた。しかし我々のパフォーマンスレベルをさらに1段上げるためには、まだいくつか改善すべき点がある。私は苦しい時にはいつも耐えており、今日も耐えながらの走りとなったが、いずれ我々のこの状況が好転することを願っている」

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エリック・ブーリエ
MCLAREN-HONDA RACING DIRECTOR
「2戦連続であと一歩のところで入賞を逃し、フライアウェイで臨んだここ2戦は、残念な結果に終わったため、我々の苦しみを癒すものはほとんどありません。

ただ、ポジティブな点に目を向けてみましょう。19番グリッドからスタートしたジェンソンは、いつも通り落ち着きのあるコントロールされた走りと、勇気ある決断で徐々に順位を上げ、11位で完走しました。

ジェンソンは残り10周余りで前方を走っていたフェリペ・マッサ選手(ウイリアムズ)との差を5秒つめることに成功しましたが、チェッカーフラッグを受けるまでに、最後の1ポイントをかけて戦いを挑むほど接近することはできませんでした。

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また、今日は戦略担当者が両ドライバー用に力強いレースプランを打ち出してくれました。具体的には戦略担当者は、有効な2ストップ戦略を採用して両マシンが徐々に順位を上げることに貢献しました。

それに加えて、チームの努力は称賛に値します。メカニックのメンバーは、合計4回のピットストップをすべて3秒以下で実施してくれたおかげで、両ドライバーがレース全体を通して中団で力強い走りをみせてくれました。

今日は我々の努力がワールドチャンピオンシップポイントというかたちで報われることはなかったものの、チームが成し遂げた仕事については満足すべきです。

最後に、今日はフェルナンドにはツキがありませんでした。ギアボックスの不具合によって徐々に思うような走りができなくなり、チームとしてマシンをリタイアさせることにしました。

常にトップ10に入るには、マシン本来のスピードをもう少し上げる必要があることは明らかです。来月初めに開催されるオーストリアGPに向けてヨーロッパに戻った際には、その差を縮めることを目標にします」

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長谷川 祐介
本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「本日は、我々が持っているマシンの実力をほぼ発揮できました。レースペースは決して悪くなかったものの、2レース続けて11位とポイント圏内まであと一歩届かなかったことは残念でした。

このサーキットでは、波乱も想定されたものの、上位陣が全車完走し、現状の実力を示した結果となりました。ただ、懸案だったロングストレートに関しては、ローダウンフォースセッティングのリアウイングの影響で中団では十分に戦う競争力を見せ、いいレースができたと思います。

アロンソ選手はレース終盤にギアボックスと思われるメカニカルトラブルによってペースを維持することができなくなったため、今後の影響も考えリタイアを選択しました」

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F1第8戦ヨーロッパGPリザルト
順位_ドライバー/チーム/レースタイム
1_ニコ・ロズベルグ/メルセデス/1:32’52.366
2_セバスチャン・ベッテル/フェラーリ/+16.696
3_セルジオ・ペレス/フォース・インディア/+25.241
4_キミ・ライコネン/フェラーリ/+33.102
5_ルイス・ハミルトン/メルセデス/+56.335
6_バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ/+1’00.886
7_ダニエル・リカルド/レッドブル/+1’09.229
8_マックス・フェルスタッペン/レッドブル/+1’10.696
9_ニコ・ヒュルケンベルグ/フォース・インディア/+1’17.708
10_フェリペ・マッサ/ウィリアムズ/+1’25.375
11_ジェンソン・バトン/マクラーレン/+1’44.817
12_フェリペ・ナッサー/ザウバー/+1周
13_ロマン・グロージャン/ハース/+1周
14_ケビン・マグヌッセン/ルノー/+1周
15_ジョリオン・パーマー/ルノー/+1周
16_エステバン・グティエレス/ハース/+1周
17_マーカス・エリクソン/ザウバー/+1周
18_リオ・ハリアント/マノー/+2周
–_フェルナンド・アロンソ/マクラーレン
–_パスカル・ウェーレイン/マノー
–_カルロス・サインツ/トロ・ロッソ
–_ダニール・クビアト/トロ・ロッソ

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ドライバーズランキング/ポイント
1_ニコ・ロズベルグ/25/25/25/25/–/06/10/25=141
2_Lハミルトン/18/15/06/18/–/25/25/10=117
3_Sベッテル/15/–/18/–/15/12/18/18=96
4_Kライコネン/–/18/10/15/18/–/08/12=81
5_Dリカルド/12/12/12/–/12/18/06/06=78
6_Mフェルスタッペン/01/08/04/–/25/–/12/04=54
7_Bボッタス/04/02/01/12/10/–/15/08=52
8_Sペレス/–/–/–/02/06/15/01/15=39
9_Fマッサ/10/04/08/10/04/01/–/01=38
10_Dクビアト/–/06/15/–/01–/–/–/=22
11_Rグロージャン/08/10/–/04/–/–/–/–=22
12_Nヒュルケンベルグ/06/–/–/–/–/08/04/02=20
13_Fアロンソ/–/–/–/08/–/10/–/–=18
14_Cサインツ/02/–/02/–/08/04/02/–=18
15_Kマグヌッセン/–/–/–/06/–/–/–/–=06
16_Jバトン/–/–/–/01/02/02/–/–=05
17_Sバンドールン/–/01/–/–/–/–/–/–=01
–_Eグティエレ/–/–/–/–/–/–/–/–
–_Jパーマー/–/–/–/–/–/–/–/–
–_Mエリクソン/–/–/–/–/–/–/–/–
–_Fナッサー/–/–/–/–/–/–/–/–
–_Pウェーレイン/–/–/–/–/–/–/–/–

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コンストラクターズランキング/ポイント
1_メルセデス/43/40/31/43/–/31/35/35=258
2_フェラーリ/15/18/28/15/33/12/26/30=177
3_レッドブル/12/18/27/–/37/18/18/10=140
4_ウィリアムズ/14/06/09/22/14/01/15/09=90
5_フォースインディア/06/–/–/02/06/23/05/17=59
6_トロ・ロッソ/03/08/06/–/09/04/02/–=32
7_マクラーレン/–/01/–/09/02/12/–/–=24
8_ハース/8/10/–/04/–/–/–/–=22
9_ルノー/–/–/–/06/–/–/–/–=6
-ザウバー/–/–/–/–/–/–/–/–
-マノー/–/–/–/–/–/–/–/–