量産スポーツEVのGLM、都内に「トミーカイラZZ」の試乗車を完備。首都圏での認知拡大へ


京都大学発の電気自動車(EV)メーカーで、スポーツカータイプのEV(スポーツEV)の量産に日本で初成功させたGLM株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:小間裕康、以下GLM)は、同社初の量産スポーツEV「トミーカイラZZ(ジージー)」の試乗車を東京・赤羽橋のショールーム(東京都港区芝公園4)に常設する。

これにより、これまで不定期開催だった都内での一般向け試乗会を定期的に開催し、首都圏でのGLM社の認知拡大と、製生産車両の販促強化に乗り出す。

この「トミーカイラZZ」は、GLM初の量産EVスポーツカーであり、先の2015年10月から京都府舞鶴市(小阪金属工業株式会社)の専用ファクトリーで本格的な量産を開始した。

その源流は、GLMの発祥の地である京都に於いて、ガソリンエンジンを搭載して誕生したスポーツカー「トミーカイラZZ」(97年~01年にかけ世界で206台を販売)が源流になっている。

このトミーカイラというブランド名は、京都市北区衣笠にあった「トミタ夢工場」創業者の冨田 義一(とみた よしかず)社長と、解良 喜久雄(かいら きくお)副社長の名字を組み合わせたもの。

トミーカイラはこの「トミタ夢工場」が、クルマが持つ本来のパーフォーマンスを、ストリート上で最大限に引き出すことを前提に、1987年からリリースしていた公認モンスターマシンの総称でもあり、最終的にはその想いが、初代トミーカイラ・ZZを生み出すことに繫がった。

ちなみにこの初代トミーカイラ・ZZは、日産製SR20DEの185PSエンジンをパワーユニットとして搭載。現在の「トミーカイラZZ」と同じくアルミモノコックを備えていたことで710kgの車重を実現。パワーウエイトレシオは、当時のスーパーカー並み3.8kg/PSを誇った。

先の通り車台が、フォーミュラカーと同じツインチューブ・モノコック構造をしているため、足回りを締め上げることなくシャープなハンドリング特性と高いコーナリング性能を備えていた点は、現在の「トミーカイラZZ」にも引き継がれていて、これについては同記事で後述していく。

GLMでは、この上記を踏まえたコンセプトや車名、ロゴマークを継承しつつ、モーターやバッテリーなど内部構造はもちろん、外観や車体、部品やパーツに至るまで全てをGLMが、最新鋭のEVとして全く新しいEVスポーツカーとして仕立て上げた。

こうして市場に送り出されたGLMの「トミーカイラZZ」は、発進から3.9秒で時速100kmに到達できる異次元の加速性能を持っており、車台(シャシー)は、高剛性アルミ構造材で組み上げられ、外装フレームには繊維強化製プラスチック(FRP)を採用したことで、その車体重量は一般的な軽自動車よりも軽い850kgという軽量さを誇る。

パワーユニットは、タイヤの最初ひと転がりから、最大トルクを発揮する電動モーターユニットであることから、その加速感たるや市販スポーツカーとは桁違いの加速感が味わえる。

車体の仕様は、2人乗りのオープンカータイプで、最高速度は180km/h。1回の充電による航続距離は120kmで、急速充電CHAdeMOにも対応していることから、クローズドコースに持ち込んだり、自宅近隣のワインディングロード等でステアリングを握るスポーツカーとしては、必要最低限のバッテリー容量を備えていると云えるだろう。

ちなみに同社は「トミーカイラZZ」の量産化(2015年10月から専用ファクトリーで開始)以降、スーパーオートバックス東京ベイ東雲店での販売と試乗開始(2016年1月18日)。

次いでタイムズ カー レンタル(タイムズステーション有楽町イトシア店)への導入(2016年4月1日開始)など販促施策を展開してきた。

直近では、DeNAの個人間カーシェアリング「エニカ」とコラボした「トミーカイラZZ」のサーキット走行体験会を2017年3月25日(土)に実施しているが、今後は、これまで以上に企画イベントの実施を重ね、一般ドライバーとの接点を増やしていきたい考えだと述べている。

さて今回、赤羽橋のショールームに常設で設置する試乗車はブルーパール色の「トミーカイラZZ」となる。着脱可能なオプションのルーフも装備可能だ。

同社では、発進から3.9秒で時速100kmに到達できる加速性能を、実際に運転席で体感することで、「電気自動車のスポーツカー」の魅力を知って欲しいと語っている。

なおWeightymattersでは、先に短時間の試乗を経験したが、路面が比較的荒れた市街地走行での乗り心地は、一般的なライトウェイトスポーツカーとは全く異なる快適さを備えている。

具体的には、サスペンションの初期稼働領域がよく動いている感触で、固定のルーフを持たない超軽量設計車体ならではのスパルタンな乗車感を連想していると、大きく肩すかしを喰う程の穏やかさを持っている。

少なくとも大袈裟ではなく、このクルマを持つオーナー家族が通常の買い物に「トミーカイラZZ」を利用しても全く問題ない位、使い勝手に関わるハードルは低い。

実際、速度が比較的低く荒れた市街地の路面環境下でのハンドリング特性は、クローズドコースで顔を覗かせる精度の高さよりも、むしろ扱い易さが際立つ設定だ。

こうした美点は、かつてトヨタ自動車でLEXUS(レクサス)シリーズのアンダーボディー(車台)の設計課長を務めた現GLMの技術本部長、藤墳裕次氏の貢献によるものなのだろう。

もちろん普段乗りに於いても、直にブレーキローターを締め付ける様なダイレクト感溢れるブレーキフィールや、レーシングカーを思わせる乗り込んだ際の尋常ではないタイト感など、ドライバーを選ぶ手応えを感じさせる部分はある。

しかし少なくとも通常走行領域に於いて、ドライバーの技量を選ばない点は、これまでにはなかった新世代のスポーツカーと云えるだろう。

今回一般の試乗についても広く開放されたことから、同車のステアリングフィールから手に取る様に伝わる路面の感触や、開放感ある独自の爽快感を愉しんでもらいたい。

なお定期開催する一般向け試乗会イベントは、今後、公式SNSサイト<   >で告知され、また併せて同サイト上での予約も受け付けられる予定だ。

車名:トミーカイラZZ(Tommykaira ZZ)
販売価格:税抜800万円
量産販売:2015年10月から専用ファクトリーで本格量産開始
最高時速:180km/h
加速(0-100km/h):3.9秒
車体重量:850kg
航続距離:120km(急速充電CHAdeMO対応)
モーター(パワーユニット):
最高出力: 225kW(305馬力)
最大トルク: 415Nm(42.3kgm)
バッテリー:LiB(リチウムイオンバッテリー)
標準カラー:
ホワイト、レッド、ブルー、シルバーメタリック、ブルーメタリック、グリーンメタリックの6色 ※オプションで上記以外の特別塗装色のオーダーも可
仕様:2ドア2人乗り
台数:99台限定
サイズ:
全長3865mm、全高1140mm、全幅1735mm
ホイールベース:2370mm
トレッド前:1415mm
トレッド後:1485mm
最低地上高::120ミリメートル
ヒップポイント: 280mm
その他
サスペンション形式(前・後):Double wishbone
ステアリング形式:Rack and Pinion
ルーフの装備はオプションで税込51万8400円

Wwbサイト :

一般向け試乗会イベント発信の公式SNSサイト :