グループPSA、中国・東風汽車と共同設計するEV・PHEV用世界戦略プラットフォームを公開


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グループPSA(本社:フランス・パリ、CEO:カルロス・タバレス)は5月25日開催のイノベーション・ディの壇上で、中国・東風汽車グループ(DFG)との共同設計による新車台であるe-CMP(Common Modular Platform)のリアルモデルを公表。いよいよ、これを2019-2021リリースの次世代プラットフォームとして活用していくと発表した。

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思えば、グループPSAの次世代動力源への取り組みは、去る2010年9月29日に、三菱自動車工業と小型商用車等の電気自動車(EV)化で技術開発に合意。

さらに昨年7月には、三菱商事・フランス電力公社(EDF)を含む5社共同で、EVの使用済みバッテリーの再利用プロジェクトも実施するなどしてきたが(※)、国際情勢の変化を見据え、ここに来て、さらに具体的な取り組みを表面化させてきた。

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この新たなプラットフォームは、EV・PHEVなど幅広いパワートレインに対応するものとし、先の通り2019年からの車両搭載・量産体制に向けて、同社工場設備との互換性確立を目指している。

この東風汽車と共同開発する「共通モジュラー・プラットフォーム」は、次世代セダンに加え、都市型のコンパクトSUVに対応するもの。

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EVユニット搭載の場合は、450kmの航続可能距離を確保し、充電1分あたり12kmの走行を実現する急速充電システムが併せて用意されるとしている。

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さて、そもそもグループPSAと、中国・東風汽車グループとの関係については2014年2月の資本提携以来のもの。

この時期に、B並びにCセグメントのグローバル車台「CMP」の共同開発計画を発表。翌2015年4月の上海モーターショーでは、この「CMP」のEVプラットホーム「e-CMP」構想を打ち出していた。

一方、その時点から既に戦略発表されていたEMP2(Efficient Modular Platform)プラットフォームは、上記より先行し2013年より鋭意開発が進められており、こちらは予定通りシトロエンC4ピカソ並びにプジョー308のPHEVとして活用されていくと云う。

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発表の壇上に於いてPSAグループ・研究開発部長のGilles Le Borgne氏は、「我々PSAグループは、世界に向けてモビリティに関わる多様なニーズに応えていくため、今後も技術的なチャレンジを模索し続けます。

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そうしたなかで新世代プラットフォームは、既存のガソリンエンジン車ラインナップを補完するものとなります。

これらのアプローチは、世界のエネルギー転換に関わる課題に対して、持続可能かつ、グローバルなソリューションで応えていく我々の姿勢を示しています」と述べている。

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