日立オートモティブシステムズ、茨城県の公道上で自動走行の実証試験を実施


日立オートモティブシステムズ(※1)とクラリオン(※2)は、茨城県ひたちなか市の常陸那珂有料道路に於いて、日立グループに於いて開発した自動走行システムの走行実証試験を実施する。

この実証試験は日立オートモティブシステムズとしては、初の公道自動走行の実証試験となり、また茨城県がロボットの実用化に取り組む事業者を支援していく「いばらき近未来技術実証推進事業(ロボット実証試験)」のひとつでもある。

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(※1)日立オートモティブシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区大手町、取締役社長兼COO:関 秀明)
(※2)クラリオン株式会社(本社:埼玉県さいたま市中央区、代表取締役社長:川本英利、以下、クラリオン)

先の茨城県の支援事業で、日立オートモティブシステムズの事業提案が採択されて今回、同県の支援のもと、実施される運びとなったもの。なお実施期間は、2月22日(月)~26日(金)を予定している。

今回の走行実証試験は、高速道路上に於いて行われ、走行車両の周囲360度を検知するセンサーフュージョンと、高精度地図から得られる地物(※3)情報を組み合わせて、実験車両が周辺車両や車線を認識しながら、先導車や車線を自動で追従。単一車線走行並びに車線変更を行う。(※3)地物:合流線等の路面情報や標識等の路上立体物など。

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さらに、天候や時刻、日照状況などの複数の異なる条件下で、実証試験データを収集する予定となっている。

センサーフュージョンは、前方を両眼で捕らえるステレオカメラに加え、車両の前方と後方、さらに左右の両側方に搭載した4つの単眼カメラからなるクラリオンの「SurroundEye(※4)(サラウンドアイ)」と、左右の前側方と後側方に搭載した4つのミリ波レーダーで構成されている。(※4)SurroundEye:クラリオン株式会社の登録商標。

上記のように実験車両そのものが、全方位をシームレスに検知できる優れたセンシングシステムとなっており、その全方位センシング情報に、高精度地図情報を融合した広範囲な周辺情報を組み合わせている。

実証テストでは、実験車両によるエンジン・ステアリング・ブレーキによる加速・操舵・制動を、電子コントロールユニットで自動制御させ、高速道路上に於ける「自動運転レベル2」(※5)に相当する自動走行を実証していく構え。(※5)自動運転レベル2:加速・操舵・制動のうち複数の操作を車両が行なう状態。

日立オートモティブシステムズの自動走行システムの特長は、センサーやアクチュエーター、電子コントロールユニットをはじめ車内ネットワーク、ヒューマンマシンインターフェイス、高精度地図情報などをフル搭載しており、これら自動走行システムの基幹要素を、グループの製品・技術のみで統合制御していく部分にある。

関連リンク
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クラリオン ホームページ