ジャガー・ランドローバー、伝統を受け継ぐ聖地「クラシック・ワークス」をオープン


オープニング・セレモニーには、CEOのラルフ・スペッツ博士と、スペシャル・オペレーションズのジョン・エドワーズ氏が出席

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ<Ralf Speth>)は、英国中部コベントリーに、ジャガーとランドローバーのクラシックカーのオーナーや愛好家向けに幅広いプロダクトやサービスを提供する施設としてクラシック・ワークスを新設した。

このクラシック・ワークスのオープニング・セレモニーには、ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士と、スペシャル・オペレーションズのマネージング・ディレクターを務めるジョン・エドワーズ氏が出席した。

この施設は、クラシックカーの販売、製造、レストアを行う施設としては世界最大規模となる。同社によると、クラシック・ワークスのオープンは、ジャガー・ランドローバー・クラシック・ブランドの成長戦略に於いて、重要な一歩となると云う。

同社クラシック部門にとって初の専用拠点であり、これにより販売、サービス、レストア業務すべてを同じ建物内で行うことができるようになった。

加えてジャガー・ランドローバー・クラシック・ブランドの拡張は今後も続き、今夏にはドイツのエッセンに新しい施設をオープンする予定としている。

新拠点開設あたりジャガー・ランドローバーのスペシャル・オペレーションズ マネージング・ディレクターであるジョン・エドワーズ氏は、「クラシック・ワークスはジャガー・ランドローバーにとって極めて重要な施設です。

これは単なる建物ではなく、世界中のお客様にとって、ジャガー・ランドローバー・クラシックの中心的存在となり、心を揺さぶる場所となります。

私たちが有するジャガーとランドローバーという2つのブランドのオーナーや愛好家の皆様に、クラシックカーのためのあらゆるサービスを提供し、サポートできる素晴らしい機会となるでしょう」と語っている。

敷地面積14,000m2のジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスは、同種の施設としては世界最大規模であり、専用のショールーム・スペースのほか、10年以上前に製造終了となったジャガーおよびランドローバーの全モデルのサービスおよびレストアを行うワークショップ・ベイを54も設けられている。

ワークショップは、ランドローバーの「Series I」、「RANGE ROVER CLASSIC」、ジャガーの「E-TYPE REBORN」のレストア・プログラムのための、専用の分解・再製造・組み立てゾーンに分けられ、エンジン・ショップもあり、また、「XKSS」の組み立てラインも備えた。

クラシック・ワークスには、500台を超えるジャガー・ランドローバー・クラシック・コレクションも保管される

この拠点には、英国の自動車の歴史が生きたまま保管され、レストアの際には貴重な参考資料となる。コレクションに含まれる車両は、自動車クラブやミュージアムへの貸出にも対応しており、ジャガー・ランドローバーやパートナーが実施するイベントなどでも使用する。

ジャガー・ランドローバーは、このようなクラシックカー・ビジネスの成長を支えるため、製造スキルの向上のために多大な投資を行っており、ジャガー・ランドローバー・クラシック創設時から従業員数が倍増した。

クラシック・ワークスには80名以上のスペシャリストが勤務しており、その多くが、数十年にわたって該当モデルの製造に従事してきた経験を持ち、その経験が新施設でも発揮されている。加えてさらに2017年末までには、スペシャリストを120名超までに増員する予定となっている。

実は、クラシック・ビジネスは、ジャガー・ランドローバーの基幹ビジネスと密接に結び付いている。

と言うのは、3DスキャンやCADなど最先端の製造技術を活用し、ジャガー「E-TYPE」やランドローバー「RANGE ROVER CLASSIC」のパネルなど、高額のコストがかかってしまうパーツの再現や取り替えなどが可能になるからだ。

これについてジャガー・ランドローバー・クラシックのディレクターを務めるティム・ハニング氏は、「ジャガー・ランドローバー・クラシックの中核を成すのは、人材であり、その人材が培ってきた知識とスキルであると考えています。

ジャガーおよびランドローバーのクラシックカーは全世界に150万台以上現存しています。

当社では、代々受け継がれてきた製造やレストア・スキルに投資することで、クラシックカー愛好家の皆様が、輝かしい歴史を持ったクルマに、輝かしい未来を与えることができるようにしていきます」とコメントした。

英国コベントリーにクラシック部門の中核拠点として開設。販売、レストア、伝説的車両コレクションの本拠地として機能

この拠点開設に合わせ、同社は自社ブランドの伝説的なモデルを、クラシックカーの愛好家やコレクターが購入できる機会を提供するプログラムを発表している。その概要は以下の通り。

「LEGENDS CONTINUED」:「D-TYPE」の公道仕様モデルとして製造された「XKSS」は、1957年仕様のスペックをもとにゼロから手作業で組み立てられる。

1957年に発生したジャガーのブラウンズレーン工場の火災によって当時完成に至らなった9台を再現。

さらに、当時18台製造予定でありながら12台しか製造されておらず「失われた6台」といわれている「E-TYPE Lightweight」も手掛けており、2015年に製造されたモデルはクラシック・ワークに保管されている。

「REBORN LEGENDS」:クラシック・モデルを厳選して調達し、当時の仕様に合わせて妥協することなくレストアするプログラム。

このプログラムは2016年4月にランドローバー「Series I」でスタートした。その後2ドアの「RANGE ROVER CLASSIC」が今年2月からプログラムに加わり、パリの「サロン・レトロモビル」で初披露。

さらに、10台の「Series 1 E-TYPE」を完全レストアする「E-TYPE REBORN」が始まり、最初の1台は4月に行われた「テクノ・クラシカ・エッセン 2017」で初披露している。

「エキスパート・サービス」:クラシック・ワークスでは「XK120」から「XK8」「LAND ROVER Series」から「DISCOVERY」および「FREELANDER」の1990年以降のモデルなど、10年以上前に生産終了となった全モデルの修復とメインテナンスを行う。

ジャガーまたはランドローバーのクラシック・モデルは、クラシック・ワークスに到着後すぐに、121か所におよぶ点検がされ、その結果必要となる作業についての詳細なレポートを作成。

実施された作業はすべて、ジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスのサービス・ブックに記録される。

英国最初の自動車工業都市コベントリーの拠点は、代々受け継がれる自動車製造とレストア・スキルへの投資を示すもの

最高速度212mphを発揮する「XJ220」には専用のサービス・ゾーンがあり、ジャガーのスーパーカーに精通した熟練のテクニシャンが対応。このテクニシャンの何人かは、「XJ220」の製造が開始された25年前から従事していた。

「純正パーツ」:ジャガー・ランドローバー・クラシック・パーツでは、10年以上前に生産終了となったモデルの純正パーツを供給している。

カタログには現在、3万点を超える保証済みパーツが掲載されており、ジャガー・ランドローバーのグローバル販売ネットワークを介して注文できる。

最近では、ジャガー「E-TYPE」および「RANGE ROVER CLASSIC」のパネルと、ジャガー「XJ220」用の新しい「Pirelli P-Zero」タイヤが追加され、オーナーは再び往年のパフォーマンスを存分に楽しむことができるようになっている。

「忘れられない体験」:車両、サービス、パーツの提供に加え、ジャガーおよびランドローバーの伝説的なモデルを体験する機会も提供する。

MIRAやイーストナー・キャッスルを含む、多くの車両が開発・製造された拠点で行われるこの「Classic Drives」は、工場見学と組み合わせることもできる。

レースを好む顧客に対しては、1966年以前のジャガー車のみで行われる「ジャガー・クラシック・チャレンジ」を用意している。

このレース・シリーズは現在第3シーズンが展開されている。全5ラウンドから成るこのシリーズは、4月にドニントン・パークで開幕し、7月1日、2日にはブランズ・ハッチ、そして7月の「シルバーストーン・クラシック」でのレースと、8月のオールトン・パークを経て、9月にベルギーで行われる「スパ・フランコルシャン6時間耐久レース」で最終戦を迎える。

「ル・マンの覇者、アンディ・ウォレス氏による認定」:ジャガー・ランドローバー・クラシックは、1988年にジャガー・チームでル・マン24時間レースに出走し、優勝したアンディ・ウォレスを、チーフ・テスト・ドライバーに任命した。

ウォレスは、ジャガー・クラシックが製造した「LEGENDS」車両を納車する前に、ロード・テストを行う。

さらに、納車時にも、熟達したドライビングを伝授するとともに、テクノロジーに慣れるためのデモンストレーションを行う。

ル・マン24時間耐久レースを制したアンディ・ウォレスがチーフ・テスト・ドライバーに就任し、納車前のテストを実施

ジャガー・ランドローバー・クラシックのチーフ・テスト・ドライバーに任命された、アンディ・ウォレスは、「ジャガー・ランドローバーと、経験豊富なドライバー・チームに加入することができたことは、私にとってとても光栄なことです。

ジャガー・ランドローバー・クラシックのチーフ・テスト・ドライバーとして、『E-TYPE』や『XKSS』などのモデルを走らせることができるのは私にとって素晴らしい体験となり、またとないチャンスなのです。

実際、ドライビングの達人から様々なことを学ぶことができ、充実しています。

特に1952年から1985年までジャガーのチーフ・テスト・ドライバー兼開発エンジニアを務めたノーマン・デュイスは、同僚と私に、1950~60年代にノーマンのチームが実施していた方法を伝授してくれました。

現在は法律でスピードがある程度制限されてしまいますが、ノーマンはそれでもこれは『世界で最高の仕事』だということを私に断言してくれました。私もその意見にまったく異論はありません」と述べた。

「クラシック・ワークス・ツアー」:9月以降、一般のお客様向けに、新しいジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスで、クラフトマンシップと専門技術を自ら体験できるツアーが始まる。

このクラシック・ワークスのガイド付きツアーは、年間を通じて受け付けており、この施設内で遂行されているプロジェクトについて学んだり、クラシック・コレクションの舞台裏を垣間見たりすることができる。

同ツアーではエキスパートが同行し「LAND ROVER」、「RANGE ROVER」、「E-TYPE REBORN」や、発売開始から25周年を迎えるスーパーカー「XJ220」といった希少モデルなど、両ブランドの選りすぐりの車両を紹介していく。

なおツアー参加者は、「XKSS」などの「LEGENDS CONTINUED」プログラムの細かな製造プロセスを間近で見ることもできる。

また、クラシックカーを再現する際の先駆的なクラフトマンシップや、調達秘話、製造プロセス、技術的なポイント、各モデルの歴史などに触れることができ、忘れられない体験を提供する。同ツアーの所要時間は約3時間で、価格は一人49ポンド(約7,203円)となる。※1ポンド=147円にて換算(2017年7月4日現在)

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