マツダ財団、2015年度の研究助成を決定


サステイナブルで心豊かな社会を目指し、科学技術の振興と青少年の健全育成に関する研究 31 件を助成

公益財団法人マツダ財団(理事長 金井誠太)は、2015 年度の研究助成を決定した。

今年度は、全国の大学・研究機関などから、過去最高となる 443 件の応募があり、その中から「科学技術振興関係」として 25 件に助成金額 3,200 万円。

「青少年健全育成関係」として 6 件に助成金額 500 万円の研究助成を決定した。合計では、31 件、総額 3,700 万円となり、昨年度よりも100 万円の増額となった。

なお、科学技術振興関係の助成対象の中から、若手研究者を主たる対象とし、選考委員会が特に優れた研究であるとみなした 4 件の研究に対し、「マツダ研究助成奨励賞(科学技術振興関係)」を授与し、副賞として研究助成金 50 万円を各々追加助成している。

今年度の研究助成は次の通り。

1. 科学技術振興関係の研究助成は、科学技術の発展に寄与する優れた 25 件の研究に決定した。助成金額は 3,200 万円。

マツダ財団では従来から、次世代を担う若手研究者および未来をひらく芽となる萌芽的研究を優先して助成を行っており、今回の 40 歳以下の若手研究者への助成割合は、84%(前年度は 92%)となった。

マツダ財団が重点をおく「循環・省資源に貢献する研究」では、「水素社会の実現に向けた高活性水分解光触媒の創製」(東京理科大学)、「高度配列カーボンナノチューブと樹脂を複合化さ
せた高電気・熱伝導プラスティック開発」(静岡大学)など、エネルギーや物質の循環・省資源に取り組みサステイナブルな社会に貢献する 16 件が選ばれた。

また、昨年度より設けた「マツダ研究助成奨励賞」では、持続可能なエネルギー社会の実現への貢献が大いに期待できる「マルチスケール階層構造を用いた高効率 SiGe 熱電変換ナノ材料の開発」(東京大学)などが選ばれている。

2. 青少年健全育成の研究助成では、助成 6 件、助成金額は 500 万円。

青少年の健全育成にかかわる実践的な研究の中でも特に社会的必要度、要請度の高いと認められる研究を、助成対象としている。

今回は、「『子どもの最貧国日本』における Shift-Persist Strategy の有効性についての検証」(広島大学)といった、子どもたちの貧困と将来のキャリアの問題に取り組む研究や、「これからの『持続可能な開発』を担う健全な青少年を育成するための環境学習ゲーム教材の開発と評価」(宇都宮大学)といった、里山の自然を題材にした環境教育に取り組む研究まで、現在の社会的課題を踏まえた多様な研究が選ばれた。

なお、2016 年度青少年健全育成のための市民活動支援については、10 月から広島、山口両県で募集を開始する。

マツダ財団とは
マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行うことにより、世界の人々が共に繁栄を享受し、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的として、1984 年に発足した。

これまでの助成実績は今回を含め合計 1,945 件、15 億 7,474 万円となった。

マツダ財団では、「今後一層、公益財団法人としての使命を果たし、社会のお役に立てるよう、マツダ財団はこれからも更なる社会貢献に取り組んでまいります」と述べている。

マツダ財団2015年度の研究助成実績