利用は20分までなら無料。日産、横浜大規模団地で超小型EVのカーシェアリング開始


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いよいよ大規模団地での実証プロジェクトを開始

日産自動車は3月23日からURと共同で、神奈川県が国土交通省関東運輸局に申請した超小型モビリティ認定制度による居住者向けのカーシェアリングを開始すると発表した。利用車両はNISSAN New Mobility CONCEPT。

郊外型大規模住宅団地での居住者向けカーシェアリングは全国初の取り組みで、(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下「日産」)と、(本社:神奈川県横浜市中区、理事長: 上西 郁夫)ことURと共同でのテストプロジェクトとなる。

対象エリアは横浜市旭区の左近山団地とその周辺地域

日産自動車とURは、団地の活性化方策と超小型EVの活用可能性を探るため、2013年からUR賃貸住宅団地に超小型EVを協働して試行導入して、団地の狭い通路での走行優位性や近距離移動での利便性等を検証してきた。

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今回のテストプロジェクトの対象エリアは、横浜市旭区の左近山団地とその周辺地域。日産自動車は、神奈川県並びにURと2013年の5月から、同地域のNPO法人で高齢居住者に対する見守りや、学童に対する交通安全・連れ去り防止を精力的にサポートする「オールさこんやま」のふれあい助け合い活動を下支えするなど、ステップを踏んで同プロジェクトを進めてきたが、今回はそのステップ4にあたるもの。

利用料金は最初の20分間は無料、以後、20分ごとに200円

ステップ4のカーシェアリング用に用意された超小型モビリティは5台。左近山団地内に2か所の貸し出し、返却拠点を設けて、7時30分から19時30分まで利用できる。利用料金は最初の20分間は無料、以後、20分ごとに200円。

カーシェアリングの仕組みとしては、(本社:東京都千代田区、社長:原 幸一郎)の24時間無人鍵貸出機(F-rents)を利用する。同システムは24時間、問い合わせが可能でマンションカーシェアリングシステムとして既に60棟に導入された実績がある。

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具体的な貸し出しの流れは、まずWebページで5台の超小型モビリティの利用状況を確認して予約。利用時には、あらかじめ取得した個人認証キーをF-rentsにかざすことで、超小型モビリティと充電コンセントの鍵を納めたボックスを開ける。利用後は車を充電コンセントに接続し、個人認証キーでボックスを開けて、鍵を返却する。

どのようなプロジェクトなのか、利用車両について

プロジェクト実施の目的は、包括的には郊外型の大規模住宅団地とその周辺地域におけるクルマ社会の活性化、さらには多様な利用ニーズに応えるべく公共交通機関を補完する身近な乗り物として、超小型モビリティ活用の可能性を検証していくことにある。

具体的な検証目的の1つ目は、対象地域の総戸数が2104規模でありながら、相鉄線二俣川駅からバスで13分、横須賀線東戸塚駅からバスで20分の位置にあたることから、最寄駅までのバス便を補完する役割となり得るかを調査すること。2つ目は、対象地域の活性化のため先の「オールさこんやま」以外の多様な団体・個人の活動への活用可能性を調べること。3つ目は団地居住者の利便性の向上と入居希望者への訴求性を検証することにある。

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利用される日産自動車の2人乗り電気自動車「NISSAN New Mobility CONCEPT」は、リチウムイオン二次電池を搭載したEVで、全長2340mm×全幅1190mm×全高1450mm、車重は470kg。最高速度は時速80km。ただし横浜市の実証実験では時速30km制限エリア内を走行するなど低速走行を中心に実証実験を進めている。

2011年9月29日に公道走行に必要な大臣認定を国土交通省から取得しており、開発のベースはフランスRenout(ルノー)が2011年末に欧州での価格を公表したEV「Twizy(トゥイージー)」。ちなみに2011年末当時のTwizyの価格は6990ユーロ(約80万円)からとなっていた。

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