ポルシェ、現役を貫き続ける歴代ヒストリックカーのための最新鋭タイヤを発売


ポルシェAG、過去の歴代ポルシェモデルのために、厳しいテスト走行の末に開発された最新鋭タイヤの提供へ

1930年代に創業を果たし、1947年にスポーツカーメーカーとしての第一歩を印したポルシェAG(Dr.Ing.h.c.F.Porsche AG、本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)。同社が、これまでに製造した全ポルシェモデルの約70パーセントは、なんと現代の基準に於いても充分に走行可能であるのだと云う。

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一方、過去の歴代911カレラのテイストを受け継いだ最新鋭車両の「911R」や、最後の空冷フラットユニット搭載車となった964ボディに、独自の最新鋭技術を盛り込んだモデファイを加えて、現代版ナローを仕立て上げる「Singer Viecle Disign」の様なカスタムビルダー<  >も現れている。

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しかし様々な思い入れから、過去のヒストリックカーに惚れ抜き、愛で続けているマニアは、我が国日本のみならず世界各国に於いても数多いのが現状だ。

そこでポルシェAGは、これらの永年の時代を生き抜いたヒストリックカーに適合するタイヤへのニーズを満たすため、自ら特定の世代の車両に合わせて適切にチューンされたタイヤの再開発や、走行テストを直に行い、これらの車両専用のタイヤを改めて発売する。ちなみに、こうしたタイヤには、ピレリ社と協力して発売したタイヤも含まれていると云う。

新開発のタイヤは、その外観とプロファイルデザインの面で歴代のオリジナルタイヤに極めて類似しているものの、走行特性に関しては、現代のタイヤに要求される基準性能を満たしている。

今回リリースされる運びのタイヤラインナップは、1959年モデルから2005年モデルまでについて、合計32種類の新たなポルシェ車推奨のタイヤとなる。

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対象となるモデルシリーズは、356(BおよびC)、ボクスター(986)、911(Gモデル、964、993、および996)、ならびにトランスアクスルモデルシリーズの924、928、944、および968だ。もちろんクラシックポルシェのタイヤにも、ポルシェ専用タイヤであることを示す“N”の承認記号が表示されている。

先の通り、これらのタイヤは、歴代モデル用タイヤの単なる焼き直しや再販などではなく、オリジナルのデザインに現代のタイヤの走行特性を付与し、オリジナルポルシェに拘るユーザーの思いと、納車された当時のスポーツカーらしく、今日も走らせることの出来る現代性も兼ね備えているもの。

1960年代から1990年代に掛けての正真正銘のプロファイルパターン、タイヤ寸法、および断面積比が、ツッフェンハウゼン製ヒストリックスポーツカー特有のデザイン性を際立たせつつ、タイヤの材料構成は、トラクションと荷重に理想的な特性をもたらす内容になっていると云う。

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ちなみに具体的にもタイヤの内部構造は、現在のタイヤカーカスの構造と同等。ラバーコンパウンドは、最新のタイヤ技術に用いられる素材を含んでおり、この見た目は旧くて、内部は最新鋭というそれらのタイヤは、優れたグリップと良好な転がり抵抗値を両立させている。

しかも優れたウェットグリップにもかかわらず静粛なため、公式EUタイヤ規則のあらゆる車両認定基準を満たす。

これらの新たにチューンされたタイヤにより、クラシックポルシェモデルは、今日、よりいっそうバランスのとれた走行特性を示すことが可能となった。

タイヤのチューニングに於いては、ポルシェのタイヤテスト担当者として元ラリー世界チャンピオンのヴァルター・ロール氏と共に作業を行った。

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ロール氏によると、ヒストリックポルシェモデルでの自らの豊富な経験に基づき、タイヤの走行特性について有益な助言をしたと言う。

新規に開発し直されたタイヤのメリットをヴァルター・ロール氏は、「初期のタイヤの走行特性は、今日のものほど完全ではなく、バランスもとれていませんでした。

しかし新世代のタイヤは、挑戦しがいのあるスポーツカーのドライビングスタイルに今まで以上に適合しています」と総括した。

ポルシェ社のタイヤテスト担当者のディーター・レッシュアイゼン氏は、専用にチューンされたタイヤが顧客の要望に応えるメリットについて、「新たに発売されたタイヤは、極めて優れたバランスの良い走行特性を備えているので、クラシックモデルを現代でもポルシェらしく走らせることを可能にするでしょう」と述べている。

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今回の発売に向け、ポルシェチームによる一連のテストに使用できたピレリタイヤは、ピレリCN36に加えて、ピレリP7とピレリP Zero Rossoだった。元々、ピレリP Zero Rossoタイヤは、1994年からポルシェ911(タイプ993)に装着されて公道で使われていた。

今日、このタイヤは、一般的に使われる11種類のサイズで再び入手するこが可能だ。しかしポルシェは、通常の公道使用のためのビンテージタイヤとクラシックタイヤに加え、さらにヒストリックカーによるモータースポーツのための専用タイヤも開発した。

例えば、セミスリックとしてデザインされたP Zero Trofeo Rは、16インチから18インチまでのサイズで提供される。

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このタイヤは、サーキットやラリーなどのヒストリックモータースポーツでの使用と、そこで生じる高い熱負荷に対応するために特別にデザインされたものだ。

なお先の通りで、ポルシェが開発および発売する全てのクラシックタイヤには、ポルシェの公式品質シール“N”がサイドウォールに記される。

この記号は、発売前のテストに於いて非常に優れた成績を示したタイヤモデルだけに与えられるものだ。この記号を得るために、新しいタイヤは欧州のテストコースで過酷なテストを受け、合計33の厳格な評価基準を満たした。

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1959年モデルから2006年モデルまでに限っても、現在、161種類のポルシェが推奨するサマータイヤがあり、これにポルシェが推奨する131種類のウインタータイヤが加わり、ポルシェクラシックタイヤのプログラムが完成する。

人気の高い最近のクラシックカー(モデル993および996)と過去10年に製造された現行モデル向けのプログラムを含めると、全てのポルシェモデルと現在発売されている全てのタイヤについての推奨バリエーションの合計は2,200にも上ることになった。

これらのタイヤと、近年発売されたタイヤは現在、全てのポルシェ正規販売店のポルシェセンターでオーダーすることが可能となっている。※販売銘柄、サイズは仕向け国によって異なることがある。

問い合わせ先
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ :