Uber、自動運転車にNVIDIAの技術を採用


Uber所有のAI自動運転車と自動運転トラックは延べ200万マイル超、走行回数は5万回を突破

NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション・本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼 CEO : ジェンスン・フアン)と、ライドシェアリング サービスを提供するUber Technologies, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:ダラ・コスロシャヒ)は1月10日、Uberの自動運転車に搭載するAIコンピューティングにNVIDIAの技術を採用したと発表した。

CES 2018の開幕前に開催されたプレス カンファレンスで、NVIDIAの創業者兼CEOのジェンスン・フアン (Jensen Huang)氏 は、「このコラボレーションではUber Advanced Technologies Group の自動運転車両と自動運転トラックでNVIDIAの技術を利用し、AI アルゴリズムの実行によって複雑な環境下でも各車両が世界を認識し、次に起こることを予測し、最善の方策をすばやく選択できるようになります」と述べた。

一方、Uber Technologies, Inc.のCEOダラ・コスロシャヒ(Dara Khosrowshahi)氏は、「交通輸送の将来はモビリティサービスによって変革されます。

便利で手頃な MaaS (サービスとしてのモビリティ) が都市や社会を作り変え、今後 10 年間で予想される 10 億人規模の世界人口の増加に対処できるようになります。

自動運転車両はモビリティ サービスの普及にとって必要不可欠な技術です。私たちは Uber と協力してこのビジョンを実現することを楽しみにしています」とコメントした。

Uberは2015年の初めに自動運転技術への取り組みを開始し、2016年秋にピッツバーグで初の公道走行実験を行った。

続いて 2017 年の初めには、フェニックスで 2 回目の実験を開始。この間にUberの自動運転車は5万回を超える乗客輸送を行い、200 万マイル超の走行距離を記録した。

UberがNVIDIAの技術を採用したことは、自動運転車両におけるコンピューター技術の要件が膨大であるという現実を反映していると云う。

自動運転車両や自動運転トラックは、高精細の360度サラウンド カメラとライダーを通して世界を知覚し、センチメートル単位の精度で自車の位置を認識して、他の車両や人を検出および追跡し、目的地までの安全で快適な経路を計画する必要がある。

しかも、最高レベルの安全性を確保するには、このすべての処理をマルチレベルの冗長性をもって実行する必要があるのだ。無人走行車におけるコンピューター技術への要求水準は、今日の最先端を行く一般車の優に50~100倍に達する。

これについてUber Advanced Technologies Groupの責任者であるエリック・メイホファー (Eric Meyhofer) 氏は、「安全で信頼できる自動運転車両を開発するには、高度な AI ソフトウェアと高性能の GPU コンピューティング エンジンを車内に配備する必要があります。

Uberがスケーラブルな自動運転車両と自動運転トラックを市場に提供するうえで、NVIDIA は非常に重要なテクノロジ プロバイダーだと言えます」と語っている。

Uber は、Volvo XC90 SUV の最初のテスト車両でNVIDIA GPUコンピューティング テクノロジの使用を開始し、現在では高性能の NVIDIA プロセッサーを使用して、自動運転/配車車両と自動運転の貨物トラックの両方でディープ ニューラル ネットワークを稼働させている。

Uber車両の開発ペースは急激に加速しており、直近では100万マイルの自動走行をわずか100日間で達成しているのだと云う。

UBER について
Uber は、ボタンを押すだけでタクシーをつかまえるにはどうしたらよいかという重要な課題を解決するため、2009 年に創業された。

その後利用回数は 50 億回を超え、Uber はさらに大きな課題への挑戦を開始している。それは自動運転車両による安全な輸送、Uber Eats による早くて安いフード配達、さらに、乗り合いの人数を増やすことによる都市の渋滞の緩和にある。

NVIDIAについて
NVIDIAが1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させた。

最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになった。

今日、NVIDIAは「AIコンピューティングカンパニー」として知名度を上げている。

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