VW、ジュネーブ国際モーターショーで「T-Cross Breeze」世界初披露

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独フォルクスワーゲン AG(本社:ドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク、グループCEO:マティアス・ミューラー、以降VW)は、2016年のジュネーブ モーターショー(開催日:3 月 1 日~13日)で「Polo」クラス初のコンバーチブル SUV「T-Cross Breeze(T-クロスブリーズ)」コンセプト並びに、新型「up!」のワールドプレミアを行った。

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今回のジュネーブ モーターショー、同社ブースのセンターステージで行われた「T-Cross Breeze」のワールドプレミアは、フォルクスワーゲンのコンパクトカーのデザイン面における大胆な進化の方向を予見させるものとなった。

「T-Cross Breeze」の初披露にあたってフォルクスワーゲン ブランド取締役会会長の Dr. ヘルベルト ディース氏は、車両発表の壇上に於いて、「オープントップ ボディを採用したこのフォルクスワーゲンは、コンパクトカーの世界における、まったく新しいカーライフを提唱するものです。

T-Cross Breeze は、クラス初のオープントップSUVであると同時に、乗員に心地よい視界を提供する高めの着座位置を備え、価格が手頃で魅力的なデザインを持ったカブリオレとして仕立て上げました。

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このコンセプトカーは、フォルクスワーゲンがかつてないほど楽しい発想のクルマづくりにチャレンジしていることを示すものとなっています。

もちろん現時点で、 T-Cross Breeze はコンセプトカーに過ぎませんが、我々はこうしたコンバーチブルを実際の生産モデルとして、市場投入する可能性を視野に入れています。

T-CrossBreeze は、手頃な価格の楽しいコンバーチブルモデルで日常使いにも優れています。そしてこれもまた、真の“ピープルズカー”のひとつのあり方です」と述べた。

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一方、フォルクスワーゲン ブランドのデザインを統括するクラウス ビショフ氏は、「81kW/110kW の 1.0 TSI(ガソリン直噴ターボエンジン)を搭載したこのコンセプトカーは、フォルクスワーゲンの全く新しいモデルシリーズを皆さんに予見させるのではないでしょうか。

実際、T-Cross Breeze は、フォルクスワーゲンが現在開発を進めている最も小型の SUV のティーザー(発売予告)の役割を果たすコンセプトカーであり、コンパクトセグメントにおいて、SUV とコンバーチブルが融合したらどうなるかという実例でもあります。

T-Cross Breeze は、我々のブランドの再出発を象徴するモデルの 1 台です。我々は、“New Volkswagen”に向けての情熱を、掻きたてていきたいと思いました。

そのために我々は、かつてないコンセプトのクルマを開発しています。それはまったくの新しい発想のコクピットと、簡潔でありながらも存在感のあるデザインを備えたクルマです。

我々はあらゆる障害を乗り越えて、現代の 4 メートルクラスの SUV として、最もエキサイティングなクルマの 1 台を作り上げました」と語った。

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フォルクスワーゲンは、すべての主要セグメントにSUVモデルを拡充

フォルクスワーゲンは、今後、すべての主要セグメントにクロスオーバーコンセプトを含むSUV車両を設定する方針だ。

その意欲的なニューモデル攻勢の第一弾として、新型「ティグアン(Tiguan)」の販売をドイツに於いては 4 月末に。他のヨーロッパ諸国でも 5 月初旬に開始する。

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さらに海外の主要なマーケットで新型「Tiguan」が発売される時には、ロングホイールベース仕様も設定される予定。より上級のセグメントにおいては、今後新しいミッドサイズ SUV(北米および中国市場)と、プレミアム SUV の「Touareg(トゥアレグ)」の新型が登場する。

そして「Tiguan」より下のクラスでは、2 つの新しいSUVモデルが登場する。

ゴルフクラスとしては、以前発表したコンセプトカー「T-Roc」と同じスタイルの SUV が登場し、今回ジュネーブショーに出品される「T-Cross Breeze」は、将来「Polo」クラスに登場する SUV を予見させるものとなっている。

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「T-Cross Breeze」に関する 10 の特徴は以下の通り

  • 1.「T-Cross Breeze」の斬新なデザインは、まったく新しいフォルクスワーゲンSUVを予感させるものとなった。
  • 2.「T-Cross Breeze」コンセプトは、最新のソフトトップ コンバーチブルという魅力を加えた斬新なSUVである。
  • 3.SUVとコンバーチブルが融合した「T-Cross Breeze」によって、優れたデザインと手頃な価格の新しいコンパクトカーが今後、誕生していく。
  • 4.同車の最大の特徴は、非常にダイナミックなボディプロポーション、短いオーバーハングによるシャープさにある。
  • 5.「T-Cross Breeze」のほか、「T-Roc」、「Tiguan」、「Tiguan XL」、ミッドサイズ SUV や「Touareg」といったモデルにより、拡大を続けるフォルクスワーゲンの SUV ラインアップが形成される。
  • 6.フォルクスワーゲンは、すべてのセグメントに「T-Cross Breeze」のようなスタイリッシュでカリスマ性を備えた SUV の投入を目指す。
  • 7.4 人乗りの「T-Cross Breeze」には、インタラクティブなコクピットと次世代の操作方式を採用。
  • 8.従来型のスイッチやボタンに替えてタッチセンシング機能を備えた操作パネルと、新開発された「バイ-ワイヤー」方式を採用。
  • 9.300W の BeatsAudio™サウンドシステムにより、オープントップクルージングにおける素晴らしい音響体験を提供。
  • 10.「T-Cross Breeze」は、81kW/110PS のパワーを発揮する、極めて高効率なガソリン直噴ターボ 1.0TSI エンジンを搭載。

さらに「T-Cross Breeze」のより詳細な概要は以下通り

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効率的なエンジン – 110PS の TSIガソリンターボエンジンを搭載

今回レマン湖の畔にあるショー会場で発表される「T-Cross Breeze」は、手頃な価格でオープンエアドライブを楽しめることを目指して開発されたと云う。

さらに持続可能な形でそれを実現するためのパワーユニットとしては、ストップ/スタート システムとエネルギー回生機構を備えた排気量 1ℓ のガソリン直噴ターボエンジン(TSI)が選ばれている。

81kW/110PS を発揮するこの 1.0 TSI は、ドライバビリティに優れたエンジンで、1,500rpm から 175Nm の最大トルクを発生する。

そのパワーは、7 速デュアルクラッチギヤボックス(DSG)を介して前輪に伝えられる。こうしたメカニズムを搭載しながらも、「T-CrossBreeze」の車両重量は1,250kg に抑えられており、0~100km/h を 10.3 秒で加速し、最高速度は 188km/h に達する。

燃料消費量、CO2 排出量も、5.0ℓ/100km、115g/km と低く抑えられた。容量40ℓの燃料タンクを搭載した「T-Cross Breeze」の航続距離は計算上800km に達し、途中で給油することなしに、ジュネーブからカンヌあるいはヴェネチアまでドライブすることができる。

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コンパクトカーとして、新しいサイズ感を備えた存在感のあるデザインを追求

「T-Cross Breeze」の全長は 4,133mm で、現行の「クロスポロ(CrossPolo)」よりわずかに大きくなった。

ホイールベースは 2,565mm と長く、その分オーバーハングが短くなって、スポーティなプロポーションを形成している。

全幅は、ドアミラーを除いて 1,798mm と、現在市場にある「Polo」クラスのモデルより大きくなった。

一方で着座位置は、それらのモデルと比べて、かなり高めの設定にしたと云う。なおソフトトップを閉じた場合の全高は 1,563mmとなる。

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エクステリア開発で、新発想のSUV シリーズとして取り組む

ブランドのデザイン DNA を色濃く反映しているフォルクスワーゲンは、どのモデルを見ても(たとえ VW ロゴが見えなかったとしても)、ひと目でフォルクスワーゲンと認識することができるスタイリングを追求した。

新しい「T-CrossBreeze」もその点は例外ではなく、フォルクスワーゲンであるとともに、フォルクスワーゲンのどのセグメントのどういうクルマであるか、説得力あるデザインに仕立て上げた。

今春発売予定の新型「Tiguan」は、この新たなデザインコンセプトをまとった最初の量産モデルとなる。

「T-CrossBreeze」も同様に存在感溢れるそのスタイルを継承しているが、同時に新しい SUV シリーズとして独自の個性を主張することに腐心したと云う。

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• 印象的なデザイン要素:当然ながら、フォルクスワーゲンの SUV シリーズには、デザイン面での多くの共通点が見られるが、それでも同モデルならではのデザイン表現は随所に施されている。

例えば、フロントエンドを例に採ると、「T-Cross Breeze」の場合、非常に幅広いラジエーターグリルと細いヘッドライトが特徴のひとつとなった。

このようなディテールにより、「T-Cross Breeze」ならではの新鮮で個性的な顔が構成されている。

このモデルならではのデザインはまた、LED ヘッドライトの下に
光の繊細なアーチを描き出す LED のデイタイムランニングライトや、フォグランプ周囲に設置されたLED による大型のリングなどによっても表現されている。

さらにサイドビューに回ると、2重のキャラクターラインが目に付く。ボディサイドを横断するこのラインは、新型「Tiguan」の場合と違い、同じ高さを保ってボディを一周するのではなく、リヤホイールの部分で高くなって、まったく異なる印象を生み出している。

サイドプロフィールにおけるもうひとつの大きな特徴は、ホイールデザインに現れている。

スパイラルデザインの19インチアルミホイールには、ホイールハブの部分に、カラフルな星形をしたプラスチックのクラスプ(留
め具)が取り付けられた。

リヤエンドでは、LED のテールライトを一体化した非常に幅広いテールゲートを備える。このテールゲートを開くと、300 リッター近い容量を備え、積み下ろしも容易なカーゴスペースが出現する仕組みだ。

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• 明確に示された個性:「T-Cross Breeze」のボディ本体は、「サマーグリーンメタリック」と呼ばれる温かいグリーン系のカラーでペイントされており、その一方で、ホイールアーチエクステンション、ラジエーターグリル、サイドパネルのロワセクション、バンパーといった付加パーツには「ディープティール」と呼ばれる深い青緑色が用いられている。

同じ「ディープティール」は、ホイールのプラスチック製クラスプと星形のハブにも採用された。ウインドシールドフレームのトリムや、前後のアンダーボディプロテクションといったエクステリアのアルミパーツは、すべてサンドブラスト加工を施した。なおソフトトップのカラーはブラック仕立てとしている。

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・インテリア – 大きな進化を遂げた操作系。スイッチが消える未来:フォルクスワーゲンのインテリアはこのジュネーブを切っ掛けに、大きな変化を迎えている。

デザイナーは、新空間の創造を目指し、従来の概念を超えたまったく新しいドライバーズコクピットを設計しようとしている。

それは、次世代のヒューマン-マシンインターフェイス(HMI)を活用することで、将来においてはボタン、スイッチが存在しなくなるような、まったく新しい操作インターフェイスの開発に取り組んでいる。

今回発表となるコンセプトで実現したインテリアは SF の世界ではなく、そう遠くない将来、市販モデルもそのようになっていくようだ。

フォルクスワーゲンはすでに「T-Cross Breeze」において、ボタンをほとんど用いない操作方式を具現した。

「T-Cross Breeze」はその点で、今年 1 月に米国のラスベガスで開催されたコンシューマーエレクレクトロニックショー(CES)で初公開され、今回のジュネーブショーにも出品する「BUDD-e」と、コンセプトの点でつながりを持ったクルマとなった。

操作レバーとパワーウインドーのスイッチ、およびソフトトップの開閉スイッチを除けば、「T-Cross Breeze」のあらゆる操作は、タッチセンサー機能を備えた操作パネル、もしくは新開発の「バイ-ワイヤー」方式により行われる。

ジェスチャーコントロールも、ここでは重要な役割を果たす。2 タイプのディスプレイを融合した新開発の HMI は、ゼロエミッションの「BUDD-e」の場合と同様、ダッシュボードから独立した設計になっており、まさに未来のクルマのコクピットを予見させるものとなった。

さらにここで注目すべきはエアベントのデザインで、従来は機能
重視のこれらのコンポーネントは、「T-Cross Breeze」ではインテリア全体のデザインのなかに見事に溶け込んでいる。

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・ハイテクデザインとハイテク素材:インテリアのデザイン手法およびカラーは、エクステリアのそれと緊密にリンクしている。

ダッシュボードおよびセンターコンソールの外側は、特殊な効果を備えた「サマーグリーンソフト」カラーが採用されている。

それに対し、インテリアの濃色部分のトリムには、エクステリア同様、「ディープティール」が使われた。

この 2 色の組み合わせは、ステアリングホイールにも採用され、その一方で、アームレスト、ドアハンドル、床から浮いたようなスタイリッシュなセンターコンソールの後部、およびシートバックには、明るい「セラミック」のカラーが用いられた。

さらに、すべてのエッジ部分における精密感は、サンドブラスト加工と光沢感がある部分の組み合わせにより強調されている。

フォルクスワーゲンはまた、今回のジュネーブで素材の面でも、新たな境地に挑戦した。

具体的には、シートの一部分が、ハイテクスポーツシューズのように、成型、色付け(「ディープティール」色)され、さらにそれが3Dで“縫製”されている。

これにより、ポリアミド入りの特殊な複合ファイバーなどを用いたシングルピース サイドサポートの内側面が、変形や摩耗しにく
い頑丈な造りになるようにしたのだ。もちろんこうした工法は、今後、シートを含む内装部材の形状を問わない自由度を持っていると云う。

「T-Cross Breeze」の場合、フロント シートバックポケットにもこの同工法が用いられた。

・ヒューマン‐マシンインターフェイス(HMI):インタラクティブな機能を備えた HMI からは、次世代のフォルクスワーゲンの一端を垣間見ることができる。

「T-Cross Breeze」に於いてフォルクスワーゲンは、「BUDD-e」によって先に示されたビジュアルシステムを、コンパクトクラスに載せ替えた。

このシステムは、物理的には 2 つの分離したスクリーンから構成され、それらが組み合わされて、光学的、機能的に一つの大きなサーフェイスで形成されている。

この2 つのスクリーンとは、ドライバー正面に設置され、自由にプログラミングが可能な「アクティブインフォ ディスプレイ」と、インフォテイメントシステムのモニターとして働くセンターコンソールの上の「ヘッドユニット」である。

これらのスクリーンは、機能としてはひとつのシステムを形成させている。

・アクティブインフォ ディスプレイ:インストルメントパネルのデジタル化により、グラフィックとインタラクティブ性の両面で、まったく新しい可能性が拡がった。

フォルクスワーゲンはそれら新世代のデジタルメーターパネルを、アクティブインフォ ディスプレイという名称で呼んでいる。

フォルクスワーゲンは、「Passat」ですでに採用し、新しい「Tiguan」にも設定予定とするこのアクティブインフォ ディスプレイを今回の「T-Cross Breeze」にも搭載して、その有効性をアピールした。

• オンロードに於けるサポート機能:このグラフィック環境では、まったく新しい 3D のアニメーションを介して、ドライビングに必要な情報が提供される。

開発者により自由なプログラミングが可能な、未来志向のスタイリッシュなグラフィックパネルは、従来型の丸型アナログメーターとは、本質的な部分で一線を画したもの。

それらは、情報伝達のためのまったく新しいビジュアルステージ(基本画面)を形成し、ドライバーはそれを、スマートフォンアプリのように、一定の枠組みのなかで自分なりに設定していくことができる。

設定によって、表示されるものの形や動きや大きさが変化する。このビジュアルステージの背景には、ハニカム構造のバックグラウンドが設置されているが、このハニカム構造は、「T-Cross
Breeze」のスタイリッシュな基調デザインとして、例えば、ダッシュボードやエクステリアのラジエーターグリルなどにも見ることができる。

この堅牢感のあるハニカム構造は、幅広い路面状況に対応するクルマにふさわしいデザイン要素として、あえて選ばれたとしている。

• 予測ドライビングプロファイル セレクション:「T-Cross Breeze」には、予測ドライビングプロファイルセレクターが採用されている。

このドライバー支援機能は、ナビゲーションシステムやフロントカメラなど、他のシステムと緊密に連携しており、ルートの地形などをパラメーターとして取り込んでいく。

予測ドライビングプロファイルセレクターのオート機能をオンにした場合には、システムが自動的に働いて、走行状況に応じてエンジン、ダンパー、ステアリングなどの特性を自動調整する。

• オフロードでのサポート機能:アクティブインフォディスプレイはまた、オフロード走行用の機能として、予測ドライビングプロファイルセレクターと直接的に連動した特別な基本画面を映し出すことができる。

ドライビングプロファイルセレクターをオートモードにしておけば、舗装路面を離れてオフロードに侵入した際、多数の車載センサーからの情報と、地理的データの分析により、クルマが自動的にその状況を認識してくれる。

その場合、予測ドライビングプロファイルセレクターとリンクした HMI が、オフロード用の新しいモードに切り替わり、ドライバーの前の画面に「TERRAIN IDENTIFIED(路面状況確認)」および「OFFROAD MODE ACTIVATED(オフロードモードに切り替わりました)」のメッセージが映し出される。

それと同時に、インタラクティブなディスプレイのすべてを介して、ドライバーに、前輪駆動のクルマで安全に走行できる範囲が示される。

その際、通常のドライビング情報は、スクリーンの隅に小さく表示されるようになり、その状況においてより重要なオフロード走行に関する情報が優先されるようになる仕組みだ。

スクリーンの中央には、等高線を含めた周囲の地図が表示され、
シャシー(タイヤとショックアブソーバー)の動きも分かり易いアニメーションで示される。

なおこの画面では、クルマの周囲の地形を表すために、土地の標高に応じて、背景のハニカムのパターンは、構成する六角形のサイズが大きくなったり小さくなったりする。

一方、侵入を回避すべき地域については、とくに目立つ形で表示される。

バックライトにより浮き出た六角形の網目から構成される 3D のハニカム構造は、アクティブインフォ ディスプレイの傍らにも配置されており、それによりバーチャルと実際の世界との橋渡しが
される。

・ヘッドユニット:インフォテイメントシステムのセントラルスクリーン(ヘッドユニット)もまた自由な設定が可能となっている。

トップ画面に映し出されるグリッドのタイル(四角い枠)は、ユーザーが任意に設定して並べ替えることができる。

ここでもまた、共通のグラフィック要素として、ハニカム構造が採用された。

これを利用して、ルート全体の地政学的地図を表示することが可能だ。例えば、目的地に至るまでの標高の変化を知ることもでき、ハニカムパターンにより、走行しながら周囲の土地の高低を表示し続けることもできる。

一方、まったく別の機能として、SMS の未読の最新 3 つのメッセージを送り主の画像とともに表示することもできる。

他のタイルは、天気情報やメディアライブラリーのアイコンを入れたりして活用する。

いずれにしても、こうしたタイルはすべて、前述のとおり、ドライバーもしくは助手席乗員によってアレンジが可能。それらの設定操作は、説明書なしに、誰でも行えるものになっている。

空調システムの操作も、同様に本能的に操作可能になった。近接センサーを採用することで、スクリーンに手を近づけただけで必要なウインドーが開き、エアコン操作や、シートヒーター調整のための馴染みのある画像が現れる。

・新しい「バイ-ワイヤー」制御:「T-Cross Breeze」に搭載されたもうひとつの新しい機構が、センターコンソールに設置された「バイ-ワイヤー」方式のギアチェンジユニットである。

このコンパクトなギアチェンジユニットは、DSG デュアルクラッチギアボックスとエレクトロニック パーキングブレーキ、およびアダプティブ シャシーコントロール(DCC/Sport、Normal、Comfort の 3 つのモード設定)の 3 つのメカニズムを操作するための機構。

エレガントなクロームの枠に設置されたセンサー付きのガラス製スクロールホイール(複数)を回すことで、それらの機能を、誰でも簡単に操作できる仕組みになっている。

そして、ガラス製スクロールホイールの周りには、ハザードライト、オートホールド機能、エンジンのスタート・ストップ(キーレスアクセス)、およびドライビングプロファイル(モード)選択のためのタッチセンサースイッチが配置された。

・BeatsAudio™サウンドシステム:米国のオーディオ専門メーカー、Beats Electronics(ビーツ エレクトロニクス)は、2008 年にラッパーのDr. ドレにより創立されて以来、主にそのヘッドフォン技術により、音楽シーンに多大な影響を与えてきた。

カリフォルニアに本拠をおく同社は、今日では自動車用の本格的なサウンドシステムを含めて、幅広いオーディオテクノロジーを提供している。

「T-Cross Breeze」にも、そうした BeatsAudio™サウンドシステムのひとつが搭載された。ドライバーと助手席の間に、センターコンソールと一体となる形で搭載されたサブウーファーは低音域でシステムの中核を担う。

300W、8 チャンネルのアンプは、デジタルサウンドプロセッサー(DSP)を備えている。インテリアの各所に配置された最上級のラウドスピーカーは、澄み切ったサウンドを乗員の耳に届ける。

このブランド独特のパーフォレーション(パターン化された孔)により、視覚的にも雰囲気を高めている。

当然ながら、このサウンドシステムはApp-connect に対応しており、CarPlay™(Apple)、Android Auto™(Google)、MirrorLink™のいずれかを使って、事実上あらゆるスマートフォンのプレイリストを、車載の HMI の画面を介して操作することが
可能だ。

このシステムは、近い将来の市販モデルでの提供を予告するもので、その証に、今回のジュネーブ モーターショーには、この「T-Cross Breeze」のほかに包括的な見直しがなされた新しい up! が
出品されており、そこにも「T-Cross Breeze」のものに似た、BeatsAudio™のテクノロジーに基づくサウンドシステムが搭載された。

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