ZF、新たなクラッチバイワイヤシステムを発表

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ZF(本社:本社:独バーデン・ヴュルテンベルク州フリードリヒスハーフェン、CEO:ステファン・ゾンマー)は9月18日(欧州中央時間)、電気モータ駆動によるアクチュエータユニットを備えた新たな乗用車用クラッチバイワイヤ(CBW)システムを発表した。

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このCBWアクチュエータには、従来のクラッチ構造に於けるケーブル制御や、油圧システムの代わりに、クラッチを作動させる強力なブラシレスDCモータが搭載されている。

具体的には、搭載された集積回路によるクラッチ制御ユニット(CCU)が、ペダル踏力のパラメータと、トランスミッション並びにパワーユニットの機能要件に応じてシステム全体を制御。

運転者が要求するペダル操作に応じて、トランスミッションに機械的に接続することなく動力伝達機能を実現する。

その特徴は、クラッチがユニット一体型の電動モーターによって電気的に作動する点にある。

ペダルそのものがドライブラインから完全に独立しているため、同時に全く仕様の異なるモデルを設計することも可能であり、自動車設計に於いて従来の枠組み超えた自由度と、より効率的な駆動系の組み立てが可能になるという。

ユニットに実装されたセンサーは、走行速度と駆動状況を検出してドライバーが望む接続特性を実現する。ドライバーが得るペダルからのフィードバックは、クラッチの摩耗を問わず実現されることから車両の全寿命を通して変化することがない。

またスポーティな特性曲線を付与するなどの自由度も高まる。加えて燃費性能の改善にも繫がり、多くの車両に於いておよそ10%の燃費改善が可能になるという。

アクチュエータそのものは、低消費電力かつコンパクトで、ZF製ソフトウェアとの組み合わせにより、大半の一般的な手動制御システムに統合することが可能だ。

今日、先進国に於いてマニュアルトランスミッション市場は収縮に向かっているものの、新興市場を中心にそのニーズは高い。

但し、そうしたマニュアルトランスミッション車に於いても今後、より強化される排出量並びに燃費規制に対応しなければならず、ZFは、同CBWシステムによって、それを実現していくという。