川崎市とJEF、日本初の廃棄物発電を活用した「ごみ収集車両」による実証試験を開始

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廃棄物発電を活用した「ゼロ・エミッションシステム」、災害時には非常用電源としても活用の意向

川崎市(川崎市長:福田紀彦)と、JFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:狩野久宣、本社:東京都千代田区、以下「JFEエンジ」)は3月17日、廃棄物発電を活用した「ゼロ・エミッションシステム」によるごみ収集の実証試験に関する協定書を締結し、川崎市浮島処理センター(川崎市川崎区浮島町509-1)で実証試験開始式を行った。

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廃棄物発電を活用した「ゼロ・エミッションシステム」によるごみ収集の実証試験開始式

近年、地球環境問題に対する意識の高まりにより、化石燃料を用いた「ごみ収集車」は、ハイブリッド型・天然ガス型など低炭素社会に寄与するものに置き換わる傾向にある。

こうした中、川崎市とJFEエンジは協働で、「ゼロ・エミッションシステム」によるごみ収集の実証試験に取り組む。

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これは、ごみ焼却発電施設で発電する電力を活用し、電池交換型EVごみ収集車を用いた日本初の実証試験となる。

川崎市とJFEエンジは、この実証試験を経て、電池交換型EVごみ収集車を活用したごみ収集の実用化を目指していく構えだ。

【システムのポイント】
・廃棄物発電を活用したエネルギー循環型の地球環境にやさしいシステム。走行中のCO2排出量・排出ガスがゼロ、オール電動化による静音な運行。
・電池ステーションの導入
電池を何時でも充電可能、複数電池の備蓄も可能、ボタン一つでスピーディに交換も可能。
・災害時の非常用電源としても期待
電池交換型EVごみ収集車の電池を、災害対策拠点などの非常用電源としても活用する。

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テープカットの風景(向かって左から狩野JFEエンジニアリング㈱社長、福田川崎市長、石田川崎市議会議長)

【実証試験の主な内容】
・電池交換型EVごみ収集車の車両の性能確認
・電池ステーションの動作確認
・災害時の非常用電源としての電池の活用

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1 概要細目
廃棄物発電を活用した「ゼロ・エミッションシステム」とは、ごみを処理した廃棄物発電により得られた電気を動力として、電池交換型EVごみ収集車を稼働させるシステムで、災害時には非常用電源としても活用できる、エネルギー循環型の地球環境にやさしい取組となっている。

2 経緯細目
平成27年2月10日 JFEエンジニアリング株式会社と「廃棄物発電を活用した『エネルギー循環型ごみ収集システムの実証試験』の検討に関する覚書」締結
平成28年3月17日 JFEエンジニアリング株式会社と「廃棄物発電を活用した『ゼロ・エミッションシステム』によるごみ収集の実証試験に関する協定書」締結

3 実証試験の内容
(1)実証試験期間 平成 28 年 3 月 17 日~平成 29 年 3 月 31 日
(2)ごみ収集車としての性能試験

第1段階 車両や機器の動作確認
期 間:平成28年3月18日(金)~4月21日(木)毎週木・金(計10回)
収集方法:機器等の操作や安全面からJFE環境が電池交換型EVごみ収集車を運転し、ごみの収集・運搬を実施(市のごみ収集車と連携して実施)(1回/日)
場 所:
– 木曜日)川崎区新川通・境町・富士見地区
– 金曜日)川崎区日進町地区
– 時 間:8時30分~10時頃想定

第2段階 運用上の確認
期 間:平成28年6月~9月(冬季時期の11月も実施予定)
収集方法:川崎市が電池交換型EVごみ収集車を運転し、ごみ収集・運搬を実施
収集回数や地域については、第1段階の結果を踏まえ調整予定
場 所:川崎生活環境事業所管轄

(3)非常用電源としての活用試験
市の防災訓練で、投光機や携帯電話の充電等の電源としての活用を予定(平成28年8月頃予定)