トヨタ、沖縄県本部半島で小型モビリティによるシェアリングサービスの実証開始

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新開発「おすすめルート案内」機能付きタブレットを観光地モデルとして初めて採用

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男、以下、トヨタ)は、次世代交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の取り組みの一環として、沖縄県本部(もとぶ)半島で観光客を対象にトヨタ車体製「COMS」のシェアリングサービス「ちゅらまーい Ha:mo」の実証実験を2016年1月中旬から2016年12月末までの約1年間にわたり実施する。

本部町観光協会・今帰仁(なきじん)村観光協会およびJTBグループと連携して行う本実証実験を通して、地域の魅力を最大限活かした新たな観光ルートの発掘等により同地域の観光振興、着地型観光の取り組みを支援する。

本部半島は美ら海(ちゅらうみ)水族館をはじめ、今帰仁城跡、古宇利(こうり)島など、県内有数の観光施設・スポットを有し、これら施設を訪れる観光客数は堅調に推移している。

一方、これとは対照的に、同地に宿泊する旅行者の割合は近隣地域(恩納村(おんなそん)など)に比べ低く、伸び悩んでいる。

自然・環境に配慮したまちづくりの推進や、域内を自由に回遊できる「新たな移動の足」の確保など、観光の活性化を柱とした地域振興が目下の課題である。

「ちゅらまーい Ha:mo」は、こうした状況下の一つの試みであり、宿泊施設等にシェアリング車両として「COMS」30台を配備。「COMS」には新開発アプリ「おすすめルート案内」機能付きタブレット端末を搭載する。

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地域の再発見につながる「おすすめスポットを結ぶ新たな観光コース(「日本にここだけ!円錐カルスト台地散策コース2時間」「世界遺産今帰仁城跡と集落散策コース4時間」など)を提供し、スポット情報付きアプリによるルート案内を行う。

特に超小型モビリティの導入により、車では乗り入れしにくい狭い道や自転車等では敬遠される坂道を含む、エリアへのアクセス性が高まる。

これによって、従来は訪れる機会がなかった地域の魅力が詰まった場所や自然・景勝地等にも、滞在中の限られた時間を使って効率的に回遊することを可能としている。

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なお、シェアリングサービスの運営は、地域の魅力向上に向けた取り組みの一環として、地元の観光協会が中心に行う。

一方、充電器の設置および旅行プランの商品化はJTBグループが行う。旅行者は所定のホテルおよびJTBグループの旅行予約サイトなどから利用登録を行う。

本実証実験は、超小型モビリティ導入による近距離移動における回遊性向上と観光地としての魅力づくり、および観光客と地域の方々との交流増による地域振興・活性化などについて「Ha:mo」導入による効果とその有用性を検証する。

トヨタは、「Ha:mo」の観光地モデルとしてのノウハウの蓄積により、県内他の様々な地域への同モデルの展開を模索していくとともに、「Ha:mo」を活用した新たな交通ネットワークを構築し、自由な移動の提供、低炭素で快適な都市・まちづくりに貢献していきたいと考える。

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さて上記にあたり1月18日、沖縄県本部半島の本部町および今帰仁村で展開するスモールEVを利用した観光アトラクションサービス「ちゅらまーいHa:mo」の出発式が、貸出ステーションが設置されたホテルの一つ「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」で開催された。

左 : 本部町観光協会 當山会長、右 : 今帰仁村観光協会 新城会長

冒頭の式典で本部町および今帰仁村観光協会から、「新しい観光資源として大いに期待しています。必ずや新しい発見がありますので、体験をしに多くの人に訪れていただきたい」と挨拶した。

また、トヨタの友山専務は、「このようなチャレンジの機会を与えていただき感謝しています。地域の皆様との絆づくりと地域の活性化に貢献していきたい」とコメントした。toyota-demonstrated-the-start-of-the-sharing-service-by-the-small-mobility-in-okinawa-prefecture-headquarters-peninsula20160209-10
今回の実証実験は、近隣のホテルなど6ヵ所にHa:moステーションを設置し30台のスモールEVで25ヵ所以上の観光スポットを結ぶ、Ha:moの観光地モデルとして初の試みとなる観光アトラクションサービスとなる。

スモールEVには、「ちゅらまーいHa:mo」専用に開発されたナビゲーションシステムをタブレット端末に装備。

ナビ機能と観光スポット案内に加え、新開発アプリ「おすすめルート案内」により4時間で廻るルートと2時間で廻るルートの2つ(計8コース)から、滞在時間と自分の好みにピッタリのコースを選択することが可能だ。

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カジュマルの樹

例1:「日本にここだけ、円錐カルスト台地散策」(4時間)
国内では珍しいカルスト地形「円錐カルスト台地」を中心に、カジュマルの樹「恋人カジュマル」など、計6ヵ所の観光スポットを巡るルート。道幅が狭く訪れにくい場所であるため、スモールEVによる回遊が特に適している。

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フクギ並木

例2:「世界遺産今帰仁城跡と集落散策」(4時間)
歴史・生活・自然を満喫できる様々な観光スポットを巡るルート。世界遺産である今帰仁城跡では本部半島の歴史を肌で感じることができる。また本部・今帰仁のそれぞれのフクギ並木集落からは、昔ながらの生活やゆったりとした時間の流れを感じさせてくれる。

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赤墓ビーチ

例3:「ちょっと寄り道細道体験」(2時間)
今泊の人に愛される美しい砂浜「シルバマ」やフクギ並木集落、映画やCM等のロケ地にもなる赤墓の絶景ビーチなど。

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古宇利大橋

例4:「ちょこっと古宇利島」(2時間)
2005年に開通した「古宇利大橋」(全長1960m)は、まるで海の上を走っているような気分を味わえる。

「ちゅらまーい Ha:mo」概要
期間:2016年1月中旬~2016年12月末

toyota-demonstrated-the-start-of-the-sharing-service-by-the-small-mobility-in-okinawa-prefecture-headquarters-peninsula20160209-6指定場所等:
貸出/返却は、以下の本部町および今帰仁村内の宿泊施設など6ヵ所を指定。
– ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ(本部町)
– ホテルオリオンモトブリゾート&スパ(本部町)
– ロワジールホテル沖縄美ら海(本部町)
– ホテルモトブリゾート(本部町)
– あいあいファーム(今帰仁村)
– 本部町産業支援センター内 本部町観光協会
– 立ち寄り充電ステーション
– 各観光施設に充電器付ステーションを設置(10ヵ所)

台数:30台
利用料金:未定(後日、地元の観光協会より公表)

車両概要
トヨタ車体製「COMS」
全長2395mm×全幅1095mm×全高1500mm
最高速度60km/h
乗車定員1名
電気自動車(EV)

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